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vol.20 Alo=お金を持つ?

町中を歩いていたら面白い張り紙を見つけたので紹介します。

張り紙には「A lô là có tiền」とあります。どういう意味だかわかりますか?これはベトナム語の基本知識があれば解けます。

まず「A lô」は電話で受け答えする時の最初の応答語。日本語で言うと「もしもし」にあたります。さらにそこから転じて「電話をかける」とか「コールする」という俗語的な意味でも使います。

「là」はtôi tên làの時と同じ考えで右の語句と左の語句を結ぶ「=(イコール)」の役割を持つと考えましょう。そして「có」は「持つ」、「tiền(漢越で【銭】)」は「お金」という意味なので直訳すると、「電話をかけたらお金が手に入る」となります。意訳すれば「電話で即融資」といった感じです。

つまり「A lô là có tiền」は消費者金融の張り紙のことです。「A lô」という単語を使うことで電話することへの気軽さをアピールし、「có tiền」という単語を使って、金が手に入るという結果をわかりやすく示しています。そして文の言葉の響きも良く、目にとまりやすい工夫もしています。

まあこんな張り紙をみて電話する人なんて本当にいるのかわからないけど、もし気になった方は「A lô」してみてください笑。

2件のコメント

A lô là có tiềnはとても面白い表現ですよね。たしかにこういうところからお金を借りるのはとても危ないですね。日本にもこういう会社はありますが基本的にお金は借りないほうがいいですね。

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