vol.453 Nữaのコアと用法
日常会話で頻繁に用いる副詞nữaのコアと各用法をおさえておきましょう。 nữaのコアは「プラスする」 nữaは今行っている動作、行動、状態に「プラスする」するコアイメージを持ちます。 そのコアからnữaは「継続・追加・反...
日常会話で頻繁に用いる副詞nữaのコアと各用法をおさえておきましょう。 nữaのコアは「プラスする」 nữaは今行っている動作、行動、状態に「プラスする」するコアイメージを持ちます。 そのコアからnữaは「継続・追加・反...
見たことはあるけど使い方がわからない。bất cứなどの表現を紹介します。 bất cứ=bất kỳ(kì)=bất kể 「(たとえ)どんな~でも / いかなる~であろうと」 まずbất cứは「(たとえ)どんな~で...
khôngとkhông phảiはどう違うのか考えてみましょう。どちらも否定の表現ですが否定する品詞に違いがあります。 không + V khôngは「~ない」という意味で、述語となる動詞や形容詞を否定するときに使いま...
ベトナム人がよく使う表現であるにもかかわらず、市販の参考書などでは載ってないことが多いmớiの助動詞的用法について解説します。 mớiの基本 まずmớiの基本的な意味から確認しましょう。基本をおさえておけば派生した用法も...
単語の意味は知っているが使い方がいまいちわからないcùngの用法を解説したいと思います。語順のパターンもしっかりおさえておきましょう。 cùngの用法は2つ覚えておけば十分です。 ①助動詞的に使う 「共に~する、一緒に~...
ベトナム語には類別詞(るいべつし)という品詞があります。ベトナム語を勉強している人なら一度は聞いたことがあるでしょう。 しかし、あなたはその類別詞の機能や役割をきちんと理解していますか?会話の中で類別詞を意識して使えてい...
接続詞「thì」は日常会話でベトナム人がよく使うにも関わらず、参考書や辞書などで意味を調べてもいまいち理解しにくい言葉です。 ここでは接続詞「thì」の意味をどう考え、どう使えばいいのかわかりやすく解説します。 接続詞「thì」の主な用法は2つあります。
cũngは「〜も」という意味の〈同一性〉を表す副詞として初歩で必ず習う単語です。知っている方も多いでしょう。しかし実はcũngにはもうひとつ重要な〈譲歩〉という用法があります。〈譲歩〉のcũngはベトナム人も日常会話で当たり前のように使う表現にも関わらず、ベトナム語の参考書などにはほとんど明記されていない用法です。この機会にぜひ覚えておきましょう。
聞いたことあるけどいまいち使い方がわからない、わかっているようでわからない文末詞である「kìa」を解説します。
短めの講義動画をアーカイブ化しました。関連記事も読んでまとめて見ることによって知識を整理することができます。
ベトナム語の人称代名詞を考える上で大事な「親疎(しんそ)」という概念を紹介します。 「親疎」とは? 親疎とは「親密な関係であること、もしくは疎い(親密でない)関係であること」という意味です。 つまり1つの人称代名詞が親し...
vớiは日常会話でも文章でもよく使われる必須の単語です。そのコアと用法を覚えて様々な場面で使いこなせるようにしましょう。「với」のコアはズバリ〈関わり〉です。相手に対して接触、関わりを持とうとする、もしくは持っている状態が「với」のコアです。vớiの用法は多岐にわたりますが、そのほとんどは以下の3つの用法に集約されます。
「いつも」「たまに」「めったに」など頻度を表す副詞を学びましょう。頻度を表す副詞を覚える時はその意味だけでなく「どの位置にくるのか」を覚えることも重要です。具体的には「文頭」もしくは「V(動詞)の前」のどちらか、もしくはその両方にくることができます。どの副詞がどの位置にこれるのかも意識しましょう。
前回解説した「đấy / đó」と同じように、なんとなく知っているけどいまいち使い方がわからない語気詞の「thế / vậy」を解説します。
なんとなく知っているけどいまいち使い方がわからない語気詞の「đấy / đó」を解説します。語気詞(ごきし)とは文末に置いて相手に自分の感情、気分、態度を伝える品詞のことです。ベトナム語は声調言語なので日本語や英語のように文の抑揚(イントネーション)を変えて気持ちを伝えることができません。そのため話者の感情やニュアンスを伝える言葉を付け加える必要があります。それが語気詞です。語気詞を入れないと機械的で感情がこもらない伝え方になってしまいます。日常会話で自然に話したかったら語気詞の学習は必須です。
có~khôngを使った一般疑問文と5W1H(いつ、どこ、だれ、何、なぜ、どのように)の疑問詞を組み合わせた構文を紹介します。参考書等では応用表現として紹介されることが多いですが、実際の日常会話では頻繁に使われる必須項目です。必ず覚えましょう。
疑問詞疑問文とは疑問詞を使った疑問文のことで「はい / いいえ」では答えられない疑問文のことをいいます。代表的な疑問詞は5W1H(いつ、どこ、だれ、何、なぜ、どのように)だとまずは覚えておきましょう。今回はベトナム語における5W1Hの疑問詞の使い方とその機能を紹介します。ただ単に意味を知っているだけでなく、どのように使うのかもわかっていないと実際の会話では使いこなせるようになりません。きちんとその機能まで理解しておきましょう。
ベトナム人日本語学習者が特に難しいと感じるのが日本語の「敬語」だと言われています。というか日本人も「敬語」を完璧に使いこなせている人は少ないでしょう。ではベトナム語における敬語はどうなんでしょうか?もちろんベトナム語にも丁寧な言い方というものは存在します。しかし日本語と比べるとその使い方ははるかに簡単です。今回はベトナム語で敬語を表現するための3つのポイントを紹介します。
màは日常会話で頻繁に用いられながらも、その用法は非常に多く、複雑でベトナム語学習者にとっては理解しづらい単語です。màは接続詞だけでも「逆接」、「仮定・条件」、「前提・結果」、「追加・補足」、「目的」など様々あり、さらに関係代名詞として先行詞を修飾することもあれば、語気詞として「強意」や「叱責」を表したり、副詞として「感嘆・懐疑・反語」など様々な用法を持ちます。màは複雑多様な超多義語です。しかし、たくさん用法があるからといってmàの意味を頑張って全部覚えてもなかなか使いこなせるようにはなりません。だからといってベトナム人のように経験に基づいて感覚的にmàを使いこなすというのも外国人学習者にとっては非常に難しいでしょう。じゃあどうすればいいのでしょうか?
前回学んだように、方向動詞は[V + 方向動詞]の形で、Vの「方向」や「空間」のイメージを示す補助動詞としての役割を持ちます。例えばtôi đi ra sân(私は庭へ出ます)のようにtôi(私)がsân(庭)に行く時にraがあることによって〈狭い場所から広い場所へ出る〉という方向を明示することができます。では次の文はいかがでしょうか。tôi dắt xe máy ra sân(私はバイクを引いて庭に出す)、dắtは「連れて行く、引っ張って行く」という意味です。ではこの文のraは何なのでしょうか?