vol.203 三人称のấyとtaのちがい
ベトナム語の彼、彼女などの三人称の作り方はみなさんも知っての通り、二人称に「ấy 」もしくは 「ta」をくっつけて、「二人称+ấy / ta」の形をとります。ベトナム語で「彼」はanh ấyもしくはanh taと言います。anh ấyとanh taの違いは何なのでしょうか??
ベトナム語の彼、彼女などの三人称の作り方はみなさんも知っての通り、二人称に「ấy 」もしくは 「ta」をくっつけて、「二人称+ấy / ta」の形をとります。ベトナム語で「彼」はanh ấyもしくはanh taと言います。anh ấyとanh taの違いは何なのでしょうか??
助動詞đànhは「đành+V」の形で「やむを得ずVする、Vしないわけにはいかない」という意味になります。đànhは本当はしたくないが他に方法がなく、もうその動作をするしかない時などに使います。
便利で使いやすい前置詞を紹介します。今回は「trừ」です。
みなさん「gì」と「nào」の違いは知っていますか?gìとnàoはどちらも名詞の後ろにつき、主語や目的語になれる疑問詞で、どちらも「何の、どの」と訳せます。しかしこの二つには決定的な違いがあります。
gìの応用表現第二弾です。今回は「cũng=〜も」と合わせた表現を見てみましょう。
gìといえば「何」という意味を表す疑問詞として有名です。gìは単独で文の主語や目的語となるだけでなく、他の語と組み合わせて様々な形で使うことができます。今回はgìの応用表現のひとつである「không + V + gì + về〜」について紹介します。
今回は親戚関係の名詞を紹介します。以前日常生活でよく使う人称代名詞(=親族名詞)をやりましたが、今回はその範囲を両親の兄弟姉妹とその夫や奥さんにまで広げてみたいと思います。
普通動物の前につける名詞といったらconです。con chó, con mèo, con heoなどconは類別詞として原則動くものにつくというのはすでにやりました。しかし、実は動物にはchị, chú, ôngなどの人間に使う人称代名詞もくっつけることができます。
ベトナム語の長文を読んでいるとthậm chíという単語が時々出てきます。thậm chíはなかなか日本語訳しづらい中級レベル以上の単語です。初級者向けのものが多いベトナム語の参考書にはまずこの単語の解説はないし、わかりづらい単語となっています。なので今回は中級ベトナム語以上の方向けにthậm chíが出てきた時の対処法や考え方を紹介したいと思います。
ベトナム語には「反実仮想」の「もし」というものがあります。反実仮想とは「現実に反した仮の想定」という意味で、実際にはそうなっていない、現実とは大きく離れたことを想像して述べることを言います。反実仮想の「もし」はベトナム語では「giá mà~」という形を用います。
làを使った文はベトナム語を勉強する人が必ず最初に習う文法項目です。làを使った否定文や疑問文にはphảiが必ずつきますが、動詞や形容詞を使った否定文や疑問文にはphảiは不要です。なぜでしょうか?一緒に考えてみましょう。
前回は等号系のlàについて解説しましたので今回は残りの強調系のlàについて見てみましょう。強調系のlàは形容詞との相性が良く、làより後ろの部分の意味を強める場合が多いです。
làという単語は非常に不思議です。ベトナム語を勉強する人が最初に習う文法項目で、使用頻度も極めて高い用語であるにも関わらず、その用法や扱い方は実に複雑怪奇であることです。ここでは言語学的な難しいことはとりあえず置いといて、実際にどんな使われ方をし、どう考えればいいかをできるだけシンプルに解説したいと思います。
みなさんに質問です。「私は会社に行く」はベトナム語で何というでしょうか?「そんなの簡単じゃん。tôi đi công tyでしょ」って答えたあなた。残念ながら間違いです。正解は「tôi đến công ty」もしくは「tôi đi đến công ty」です。なぜ「行く」のđiではなくđếnになるのでしょうか?なぜđi công tyはだめなのでしょうか?
今回は助動詞dámについて解説します。厳密に言うとベトナム語には助動詞という品詞はないのですが、ベトナム語には一つの文に動詞が連続して存在してもよいというルールがあるので、それを動詞に付随する助動詞だと考えると簡単に処理できる場合があります。なのでここではあえてわかりやすく助動詞と呼ぶことにします。
前回のnhéに続いて、ベトナム語会話でよく使う語気詞nhỉについて解説します。nhỉは相手が同意することを前提として、話し手の判断や認識について聞き手に同意を求めます。その判断や認識は基本的にその場ですぐに感じた感覚からくるものです。
今回はベトナム語で最も使う語気詞「nhé」について解説したいと思います。語気詞nhéは文末に置いて話し手からの約束、催促、提案などについて聞き手に同意を求める役割を持ちます。日本語で言うと「~ね」や「~よ」にあたります。
ベトナム語には文末に置いて文全体に「気持ち」を加える「語気詞」というものがあります。このベトナム語独特の品詞である語気詞とは何かについてみてみましょう。 語気詞とは 語気詞があるのとないのとではどう違うの? まとめ ・語...
rồiは「tôi đã ăn cơm rồi」のように通常文末に置かれ「もう~した」という意味の<成立>を表す副詞として使われるということを勉強しました。しかし実はrồiにはもうひとつ接続詞としての用法があります。
前回khôngとchưaは行為の否定・疑問を表す同じ仲間だとして色々と比較をしました。今回はkhôngとchưaの否定の細かなニュアンスの違いを見てみたいと思います。例として「em không yêu anh」と「em chưa yêu anh」の文の意味の違いを比べてみましょう。