vol.154 làの不思議③ ~なぜlàの否定文や疑問文のときだけphảiがつくのか?~
làを使った文はベトナム語を勉強する人が必ず最初に習う文法項目です。làを使った否定文や疑問文にはphảiが必ずつきますが、動詞や形容詞を使った否定文や疑問文にはphảiは不要です。なぜでしょうか?一緒に考えてみましょう。
làを使った文はベトナム語を勉強する人が必ず最初に習う文法項目です。làを使った否定文や疑問文にはphảiが必ずつきますが、動詞や形容詞を使った否定文や疑問文にはphảiは不要です。なぜでしょうか?一緒に考えてみましょう。
前回は等号系のlàについて解説しましたので今回は残りの強調系のlàについて見てみましょう。強調系のlàは形容詞との相性が良く、làより後ろの部分の意味を強める場合が多いです。
làという単語は非常に不思議です。ベトナム語を勉強する人が最初に習う文法項目で、使用頻度も極めて高い用語であるにも関わらず、その用法や扱い方は実に複雑怪奇であることです。ここでは言語学的な難しいことはとりあえず置いといて、実際にどんな使われ方をし、どう考えればいいかをできるだけシンプルに解説したいと思います。
ベトナム人は初対面でも老若男女問わず誰に対してもよく年齢を聞いてきます。そのような時のためにあらかじめ自分の年齢をきちんとベトナム語で言えるようにしておかなければなりません。さてベトナム語で自分の年齢はどのように言えばいいのでしょうか?
ベトナム語を少しでもかじったことのある人なら誰でも知ってるフレーズに「Tôi tên là(私の名前は…です)」の構文があります。最初に習うのでこの形を丸暗記してる人も多いですが、実はこの構文は意外と複雑で、とても応用の利く構文なのです。