vol.395 V+方向動詞のいろいろ
方向動詞はVの後ろに置かれる形で、Vの「方向」や「空間」のイメージを示す補助動詞としての役割を持ちます。今回は[V+方向動詞]の性質と、様々な具体例を見ていきましょう。
方向動詞はVの後ろに置かれる形で、Vの「方向」や「空間」のイメージを示す補助動詞としての役割を持ちます。今回は[V+方向動詞]の性質と、様々な具体例を見ていきましょう。
前回勉強した方向動詞の応用編として、ベトナムでの地理上の移動の時に使う方向動詞の用法を紹介します。例えば「ホーチミンからハノイへ行く」など、南から北への移動をする時はただ単に「đi=行く」を使うだけでなく、それに方向動詞を加えるのが普通です。また、南北間の移動だけでなく、山岳地帯や海沿い・川沿いの地域へ移動する時にも方向動詞を使います。どのような使い方をするのか具体的に見ていきましょう。
ベトナム語には「移動」「方向」「空間」のイメージを示す動詞というものがあり、参考書などでは「方向動詞」と呼ばれています。方向動詞はその動詞の意味だけでなく、動詞が持つイメージ、特徴、使い方も覚えておかなければなりません。今回は基礎編としてよく使う方向動詞7つを紹介します。
副詞「luôn」のコアと用法を紹介します。luônは多義語ですが、市販の参考書では一部の意味しか載っていないことが多く、すべてを網羅していません。意味が複数あるのでまずコア(中心的意味)を理解してから、細かな用法をそれぞれ覚えていきましょう。
日本人がベトナム語の勉強で最初につまづきやすいポイントとして「人称代名詞がたくさんあり、使い方が複雑」であることが上げられます。人称代名詞は英語だと「I」と「you」の2つを覚えれば十分ですが、ベトナム語は性別、年齢、職業、親密度合いなどによって様々な「あなた」と「わたし」が存在し、相手によって使い分けなければいけません。つまり人称代名詞の知識や使い方が頭に入っていないと会話すら始められないのです。ですので今回は日常会話に必須の二人称を一覧表にまとめてみました。これぐらい知っておかないと色々な世代のベトナム人と会話がスムーズにできないのでまずは全部覚えてください。
みなさんはベトナム語の「付加語」というのを聞いたことがありますか?付加語とはもともとある単語に無意味な単語(音節)をもう一つ加えることによって単音節語(1音節語)を双音節語(2音節語)にする現象のことです。例えばvui vẻのvẻ、rõ ràngのràng、buồn bãのbãなどが付加語となります。どうしてvuiだけでなくvui vẻという単語もあるのでしょうか?今回はそのことを考えてみましょう。
動詞や形容詞の前に置かれる「cứ」はベトナム人がよく使いますが、日本語には訳しづらい単語です。今回はcứの本質、考え方を勉強しましょう。
中級レベルの前置詞「kể cả〜」の用法を紹介します。kể cả〜は「〜を含めて」という意味です。英語のincludeと同じように後ろに名詞を置いて前置詞的な意味で使います。
文末に置いて特定の意味を付け加える「語気詞」を紹介するシリーズです。今回は語気詞「đây」を見てみましょう。
あまり知られてないけど意外とよく使う、語気詞「xem / coi」を紹介します。xemやcoiは通常「見る」という動詞の意味で使われますね。xemもcoiも意味は同じですが、coiは主に南部でよく使われます。実はこの基本動詞xem / coiは文末に置いて、語気詞としても使うことができます。
人称代名詞は話し手の気持ちしだいで比較的自由に変えることができます。それを応用して自由に相手と距離をとることもできます。つまり相手と距離を置きたい場合はあまり親しみを感じさせない人称代名詞を使い、相手と距離を近づけたい場合は親しみやすい人称代名詞を使うことができるということです。今回は親しみを感じさせない、距離を置きたい場合の人称代名詞を見ていきましょう。
cáiは通常、「cái bút=ペン」や「cái ghế=イス」のように“動かないもの”の名詞につく類別詞として使われます。しかしcáiの用法はそれだけではありません。類別詞以外にも色々な意味が他にもあります。今回はcáiの意外な意味、用法を4つ紹介します。
前回の記事に続けて、「動詞 + 方向動詞」の用法を見てみましょう。今回は「動詞 + lên」と「動詞 + xuống」が表すイメージを紹介します。
形容詞に方向を表す動詞をつけることによって、性質、状態の変化を示すことができます。今回は「形容詞 + ra」と「形容詞 + đi」の2つの用法を紹介します。
北部弁や南部弁の違いによく発音や語彙の差異があげられます。しかし発音や語彙以外にもそれぞれの地域に存在する独特の法則というものも存在します。今回は南部方言における三人称の省略法則を紹介します。
thayは「代える、交代させる」という動詞としてよく使われますが、thayもしくはthay choの後ろに名詞がくると「〜の代わりに」という訳し方になります。その時のthay(cho)は前置詞とみなすことができ、名詞とセットになって修飾語になります。一般的すると「thay cho + 名詞=〜の代わりに」となります。
300記事目の記念!?として今回は有料記事を書いてみました。有料記事を作る理由はトマトがより質の高い記事をみなさんに提供し、みなさんに細部まできちんと読んでもらうためです。そのように書き手と読み手に責任が生じることにより、みなさんにより深く、確かなベトナム語を身につけてもらえるのではないか…そういった思いから今回は有料記事を作ってみました。
ベトナム語にはrấtやlắm以外にも様々な程度を強める表現があります。今回は日常でもよく使う、程度をかなり強める単語を3つ紹介したいと思います。
通常vìはbởi vìやtại vìなどの形で「〜ので、〜から」などの理由や原因を表す接続詞としてよく使われます。英語のbecauseと同じですね。しかし画像の看板にあるようなvìは原因・理由を表すvìではなく別の意味になります。
みなさん、ベトナム料理を注文する時に書かれているベトナム語がわからなくて困ったことはありませんか?実はベトナム語の料理名にはある一定の語順法則があります。この法則を知っているとベトナム料理の骨組みがわかるだけでなく、料理名の単語も覚えやすくなります。みなさんも語順のルールを頭に入れて、料理名を賢く覚えましょう。