vol.268 神社仏閣関連施設のベトナム語 〜chùa, nhà thờ, đền, miếu, lăng, đìnhの違い〜

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ベトナムにはお寺、教会、神社、祠(ほこら)など神社仏閣、冠婚葬祭、宗教関連の施設が全国各地にたくさんあります。

これらの建物はベトナムを観光する時やベトナムの文化を知る時のランドマークとして重要な役割を持ちます。

この機会にそれぞれのベトナム語の違いを理解し、まとめて覚えちゃいましょう。

神社仏閣宗教関連施設のベトナム語

chùa=お寺

chùaとは「お寺」のことです。仏教の教えに従い、仏像を安置し、僧や尼が居住し、修行する場所です。

ベトナムは国民の80%が仏教徒といわれるほどの仏教大国で、全国どこにでもchùaがあります。

シンプルに「お坊さんと仏像があればchùaである」と覚えましょう。

ちなみにchùaとまぎらわしい単語に「chua=すっぱい」や「chúa=神」、があります。声調を間違えないように気を付けて下さい。

nhà thờ=教会

nhà thờとは「教会」のことで、キリスト教、特にカトリックの信者が集まる場所を指します。

かつての宗主国だったフランスの影響で、現在ベトナム国民の20%くらいがキリスト教信者だと言われています。

ここでは「屋根に十字架があればnhà thờだ」と覚えましょう。

đền=神に値する人物をまつってある大きな祠(ほこら)、社(やしろ)

đềnとは聖人、古代の王、伝説上の人物など神的存在の人物をまつった大きな祠のことをいいます。

※祠(ほこら)=神を祭ってある建物。祭祀場。

外見からはchùaと見分けはしづらいですが、中に入ると仏像ではなく三国志に出てきそうな英雄っぽい銅像がたいていあります。

なので「仏像ではなく英雄が祭られていたらđềnである」と覚えましょう。

ちなみにベトナムで一番有名なđềnといえばベトナム建国の祖、フン王を祭ってあるđền Hùngです。

フン王のđềnはベトナム北東部のフート省にあります。トマトも以前đền Hùngを訪れたことがありますが、施設内はかなり広く、ほこらに行くまでに結構な山道を歩きました。

奥に見える山の頂上にフン王のほこらがあります。

ほこらへの入り口

苦労の末やっと辿り着いた実際のフン王のほこらは意外とショボかったです。

山道で登り疲れて立ちすくむトマト

miếu=小さな祠、đềnの規模が小さくなったもの

miếuの定義は簡単です。さきほどのđềnが小さくなったものをmiếuといいます。

ベトナムで有名なmiếuといえばハノイ市内にある孔子を祭ったvăn miếuです。日本語では文廟(ぶんびょう)といいます。

ハノイの文廟を訪れたことある人ならわかると思いますが、施設の規模や面積はかなり小さいです。

ただ規模が小さいからといって、そこに祭られている人物のレベルも小さくなるというわけではないので注意してね。

lăng=偉い人のお墓

lăngとは古代の王や現代の偉人の遺体が安置されている大きなお墓です。

有名なlăngといえば同じくハノイ市内にあるホーチミン廟(Lăng Chủ tịch Hồ Chí Minh)です。

ここでは実際に中に入って防腐処理されたホーチミン主席の遺体を見ることができます。

ただ生前ホーチミンは自分が死んだら火葬にして遺灰を北部、中部、南部にそれぞれ散布して欲しいという遺言を残していました。

しかしそれは実現されず、ベトナム戦争で何度も遺体を移動させながら現在のハノイ市バーディン広場のlăngに安置されています。政治利用されてるホーおじさん、いと哀しからずや。

lăngとđềnの違い

lăngもđềnも、偉人を祀る施設という点では同じです。

2つの決定的な違いはそこに遺体、遺骨があるかどうかです。あればlăng、なければđềnです。

đình=集会所兼神社

đìnhは田舎の村落にある、守護神を祀っている神社と集会所の複合施設のことをいいます。

đìnhはベトナム北部に集中しており、基本的に田舎の農村部などにしかないので観光施設にはなっていません。

都市部に住んでいる人には馴染みのないものなのでとりあえずそういうものなんだー、ということを覚えておけば十分です。

まとめ

ベトナムにある主な神社仏閣宗教関連施設は以下の6つです。違いを理解してまとめて覚えましょう。

・chùa=お寺
・nhà thờ=教会
・đền=神的人物をまつる大きなほこら
・miếu=小さなđền
・lăng=偉い人のお墓
・đình=集会所兼神社

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