vol.160 反実仮想「giá mà~」

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「もし~なら…」という意味の文は普通ベトナム語では「nếu~thì…」を使います。みなさんもよく知っている形ですね。
ただ少し文法的に細かく言うと、このnếu~の文は通常現実で起こりえる仮定や条件を指します。

(例)
nếu trời mưa thì tôi không đi chơi.
もし雨が降ったら、私は遊びに行きません。

しかしベトナム語の「もし」にはもう一つ種類があります。それは「反実仮想」の「もし」です。

反実仮想とは「した」という意味で、実際にはそうなっていない、現実とは大きく離れたことを想像して述べることを言います。要するに一種の妄想表現だということです。

反実仮想の「もし」はベトナム語では「giá mà~」という形を用います。giáは漢越で【仮】です。仮定のgiáと覚えておきましょう。

反実仮想「giá mà~」

(基本形) giá mà A[現実とは違うこと] thì B[仮想の結果] 「もしAだったらBだったのに」

(例)
giá mà không gặp thầy Nam thì tôi bỏ học tiếng Việt.
もしナム先生に会っていなかったら、私はベトナム語の勉強をあきらめていたでしょう。(実際はナム先生に会い、ベトナム語の勉強を続けた。)

giá mà trời nắng thì chúng ta đã có thể chơi bóng đá.
天気が晴れていたら、私たちはサッカーができたのに。(実際は雨でサッカーができなかった。)

「nếu~」と「giá mà~」の違いは現実になりそうなことを表すのか、現実でないことを表すのかの違いです。きちんと区別できるようにしておきましょう。

(応用) giá mà~nhỉ. 「~だったらなぁ」

giá màの後半のthì…の部分をなくした言い方もできます。これも現実ではありえない妄想的な表現で使います。この場合のnhỉは自問自答する時に用いる感嘆表現で、やや特殊な使い方をするnhỉです。giá màとセットで覚えておきましょう。

(例)
・giá mà anh là em nhỉ.
もし俺が君だったらなぁ。

・giá mà trúng vé số nhỉ.
宝くじが当たればなぁ。 ※宝くじが当たるのはほぼ現実ではありえないため反実仮想のgiá màが使えます。

まとめ

・反実仮想「giá mà~=もし~だったら」は現実とは反対のことを仮定する妄想表現である。

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