vol.130 いろいろな「ありがとう」

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ベトナム語で「ありがとう」は「cảm ơn」です。基本中の基本です。このブログを見てくれている人なら当たり前のように答えられるかと思います。

漢越も合わせて勉強している人ならcảm ơn=【感恩】となり、恩を感じるから「ありがとう」となる、ということも答えられるでしょう。
しかし、もっとベトナム語を使いこなせるようになりたければ、「ありがとう=cảm ơn」と覚えているだけでは不十分です。実際にはcảm ơnには様々な言葉を付け加えることができ、色々なバリエーションがあります。
今回は色々なベトナム語の「ありがとう」の言い方を紹介したいと思います。

話し言葉※1でよく使う「ありがとう」

※1 話し言葉ではcảmではなく声調が異なるcámがよく使われます。またcámは北部よりも南部でよく使われる傾向があります。

① cảm ơn+2N(二人称)

最も一般的でよく使われる言い方です。2Nはem, anh, chịなどの二人称のことです。cảm ơn emやcảm ơn anhのように使います。ベトナム語は相手の性別や年齢によって人称代名詞が変化するのでここでは一般化して2Nとしました。二人称が入っているのでcảm ơnと何も二人称を付けない言い方よりも少し丁寧になります。

このパターンを使えるようになるには人称代名詞の使い方が頭に入っていないとできません。まだ人称代名詞を覚えてない人はvol.39 これだけ覚えれば十分!! 「あなた」総まとめなどを参考にしてください。

② 1N(一人称)+cảm ơn+2N

①に更に一人称がついたパターンです。em cảm ơn anhやcháu cảm ơn bácのように使います。cảm ơnは「感謝する」という動詞で使われているので直訳すると「1Nは2Nに感謝する」となります。一人称が加わっているので①のパターンよりもさらに丁寧な言い方になります。

丁寧度でいったらcảm ơn<cảm ơn+2N<1N+cảm ơn+2Nの順に重くなります。ベトナム語ではつけ加える言葉の数が増えれば増えるほどより丁寧な言い方になる傾向があります。覚えておきましょう。

③cảm ơn ạ

 「ạ」を文末に置いて相手への敬意を表すことができます。②や③のパターンと組み合わせてcảm ơn anh ạとかem cảm ơn anh ạのように使うこともできます。

書き言葉でよく使う「ありがとう」

④xin cảm ơn

xin cảm ơnは日本語で言うと「どうもありがとうございます」です。「xin+V(動詞)」で「私にVさせてください」という意味になります。
xin cảm ơnは旅行の会話集などによくのっていますが話し言葉ではほとんど使いません。会話でxin cảm ơnを使うとバカ丁寧すぎて相手に違和感を与えてしまいます。注意しましょう。

⑤chân thành cảm ơn

これも書き言葉などでよく使われる表現です。メールや文書の最後のお礼としてよく言われます。chân thànhは漢越語で【真誠】で「誠実な、心から」という意味です。よってchân thành cảm ơnで「心から感謝する」となります。

まとめ

以上のことからわかるのはcảm ơnは何も相手に敬意を表さない表現だということです。実際に年上の人やあまり仲良くない人に対してcảm ơnを単体で使うと失礼になる場合があります。

cảm ơnは日本語で「どうも」くらいの意味になる軽い感謝の表現なので使用は友達同士だけにとどめておいて、通常は①のcảm ơn+2Nのパターンを使うようにしましょう。

cảm ơnの様々なバリエーションを知ることは相手への敬意の表現を知るということなのです。

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