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vol.86 時には妥協も大事!? ~[x-]と[s-]の区別~

子音の[x-]と[s-]を紹介します。

⑬[x-]

日本語の「サ」行

※xaと発音しています。

[x-]は日本語の「サ」行でOKです。最初はxaを「サー」と読むことに戸惑うかもしれませんが、使っていればすぐになれます。英語の[x]の発音は忘れてください。

⑭[s-]

北部弁:「サ」行(上の[x-]と同じ)
南部弁、正書法:「サ」行+[r]、[r]の発音の要領で、舌先を上顎に触れないように、巻舌気味に「シャ」と言う。

※saと発音しています。

[s-]のほうは正書法や南部弁ではちょっと難しいです。[r]の発音の時のように舌を巻いて「サー」と言います。少しこもったかんじの「シャ」になればOKです。

発音が難しいと感じたら…

もしこの二つの発音の区別が難しかったら[x-]と[s-]は日本語の「サ」行、とだけ覚えておきましょう。実際に北部の人はこの2つの発音を区別してないし、区別できないからといって会話やリスニングに大きな影響を及ぼすものでもありません(※ただし書くときはきちんとスペル通りに[x-]と[s-]を区別しましょう、[x-]と[s-]の違いだけで意味が異なる単語があるからです)。こういった[x-]と[s-]みたいに微妙な音の違いを区別する練習はベトナム語全体の発音に慣れてきてからでも全然大丈夫です。

[x-]と[s-]の発音の区別に躍起になるくらいなら、はじめは両方「サ」行になるんだと割り切ってしまい、他の重要な発音の練習にエネルギーを注力したほうがいいでしょう。