vol.84 ホーチミン市は普通の”市”ではない?

   

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現在筆者はベトナム北東部の都市、ハイフォン市に来ています。これで筆者はベトナムの五大都市(ハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、カントー)を全て踏破しました。
ここでいう五大都市とは政府直轄都市(thành phố trực thuộc trung ương)のことを指します。実はこれら5つの政府直轄都市は行政区分が他の省と違います。

政府直轄都市の”市”=日本の”県”

政府直轄都市とは政府の管轄を直接受ける都市のことで、ホーチミン市、ダナン市のように”~市(thành phố)”と呼びます。しかし政府直轄都市の”市”は省と同格の行政区分です。つまり日本の”県”と同じです。

日本語で”市”というと小さめの規模をイメージしてしまいますが、ホーチミン市などの5つの政府直轄都市の”市”は日本の都道府県と同レベルの単位だということに注意して下さい。

ちなみにホーチミン市の面積は東京都より少し小さいくらい(東京都は2190㎢でホーチミン市は2095㎢)です。ホーチミン市というより、ホーチミン都って呼んだほうが日本人的にはすっきりします。

省が管轄する”市”=日本の”市”

ベトナムにはもう一つ別の行政区分の”市”があります。ベトナムには先ほどの5つの政府直轄都市の他に58の省があります。その省が管轄する中にも”市(thành phố)”があり、○○省△△市などのように呼びます。省は日本の県と同格なので、○○省△△市といった時の”市”は日本の○○県△△市の”市”と同じです。

同じ市(thành phố)でも政府が管轄するのか省が管轄するのかによって”市”の意味が変わります。覚えておいてください。

まとめ

・ベトナムには58の省と5つの政府直轄都市(ハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、カントー)がある。
・5つの政府直轄都市の”市”は日本の”県”と同じ。
・他の58の省の中の”市”は日本の”市”と同じ。

※画像の赤い部分は5つの政府直轄都市(ハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、カントー)を表しています。みなさんはもう全部行きましたか?

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