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vol. 370 [動画] 母音「ơ」の発音方法

日本人が苦手な母音「ơ」の発音の解説動画をアップしました。

動画を見た後に下の解説を読むとより効果的です。

解説

日本人はアルファベットの「o」をみるとどうしても日本語の「お」で発音してしまいがちです。

日本語の「お」は円唇音といって口が必ず丸くなる音です。一方でベトナム語の「ơ」は“非”円唇音なので口を絶対に丸くさせてはいけません。

つまりベトナム語の「ơ」を日本語の「お」や英語のアルファベットの「o」の感覚で言うと必ず間違った発音になるということです。
「ơ」と「o」は似て非なる音だということをまずは覚えて下さい。

「ơ」を正しく発音するためにとにかく重要なポイントは「口を横に開いて平らにする」という意識です。

横に開く幅は日本語の「え」くらいです。「い」だと開きすぎです。

そしてその「え」ぐらいの口幅の状態をキープしたまま「お」と言ってみましょう。それがベトナム語の「ơ」の音です。

「え」の状態で「お」を言うと頭ではわかっていても最初は慣れていないので口が少し丸くなりがちです。

なので動画にあるように手でおさえながら発音したり、鏡を見ながら「え」の口幅をきちんとキープできているかどうか確かめながら練習するといいでしょう。

発音の練習で大事なのは「客観視」です。頭ではできてると思ってても、いざやってみると舌や口の動きが伴ってない場合があります。

だからこそ自分の口の動きを客観視するために鏡で動きを確認することが大切なのです。

そして口の動きに慣れてきたら舌の位置も意識してみましょう。

「ơ」の舌の高さは真ん中で、口の中心に置きます。歯や口蓋(口の中の上側の部分)には触れません。舌を真ん中で宙ぶらりんさせるイメージです。

以上の「ơ」の説明を一言であらわせば「ゲップをするときの口のかんじ」となるわけです(笑)。

「ơ」の発音はベトナム語では欠かせない発音です。必ずマスターしましょう!

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1件のコメント

vol.400 [動画]末子音[-m]と[-n]の発音の違い | 田畑トマトのベトナム語ボックス へ返信する コメントをキャンセル

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