類別詞の大きな特徴の一つに「名詞を特定化」させる働きがあります。今回はそのことについて説明したいと思います。
「tôi thích chó」と「tôi thích con chó」の違いは?
上の文の意味はどちらも「私は犬が好き」となります。後半の文にはchó(=犬)という名詞の前に前回やった類別詞のconがついています。類別詞があるのないのとではどう違うのでしょうか?
名詞丸出しで一般論
前半の文の「tôi thích chó」は特に限定せず犬全般が好きという意味になります。ベトナム語では名詞に何も飾りをつけないで丸裸で使うと漠然とした一般論を述べることになります。
なので「tôi thích chó」は「私は犬(というもの全般)が好き」と訳せます。
類別詞がつくと部分的限定
一方で「tôi thích con chó」のようにchóの前に類別詞conがつくと「部分的な限定」になります。
類別詞はタンスの引き出しです。引き出しである類別詞をつけることによって他のものと区別し、やや身近に感じさせることができます。
たとえば、ペットショップで動物を見てるとき、「私は(猫でも鳥でもなく)犬が好き」と言いたい場合は、「tôi thích con chó」と言ったほうがいいでしょう。
また、相手と「猫が好き?それとも犬が好き?」みたいな会話をしているときなど、相手と話している内容に共通認識を持っていたりする時にも類別詞conを使って「tôi thích con chó」と答えるほうが適切です。
このような場合、類別詞は英語の「the」のような役割を持つと考えてもいいでしょう。
類別詞をつけると身近で部分的な限定をすることができる、と覚えておきましょう。
まとめ
・裸の名詞で一般論
・類別詞+名詞で部分的限定
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