前回のお話では[類別詞]+[名詞]で「部分的な限定」をすることができると述べました。
今回はその応用として類別詞を使って名詞を完全に特定させる方法を説明します。
[類別詞]+[名詞]+[指示詞]で完全特定
一見ややこしそうに見えますが前回の[類別詞]+[名詞]の後ろに[指示詞]を付け加えるだけです。
指示詞とは指示代名詞のことで、ベトナム語では「này=この, đó/đấy=その, kia=あの」の4つです。つまり「この、その、あの」を名詞の後ろに加えればその名詞を完全に特定することができます。
☆例☆
・tôi thích con chó này 私はこの犬が好きだ
・tôi muốn cái áo đó 私はその服が欲しい
・con mèo kia kêu あの猫が鳴いている
「この犬」とか「その服」とか指示詞をつければ名詞が特定されるのは当たり前といえば当たり前ですよね。
ポイントは語順です。[類別詞]+[名詞]+[指示詞]という順番は絶対です。類別詞が先頭にくること、日本語訳とは逆の語順になることなどに注意してください。
真ん中の名詞をぬくと?
話し手と聞き手双方にとってすでにわかりきっているものを指すときは[類別詞]+[名詞]+[指示詞]の真ん中の部分の[名詞]の省略が可能です。
☆例☆
・tôi thích con chó này 私はこれが好き
・tôi muốn cái áo đó 私はそれが欲しい
・con mèo kia kêu あれが鳴いている
こうするとおなじみの「cái/con này=これ」「cái/con đó=それ」という通常の代名詞になります。これらは実は本来真ん中に具体的な名詞があったものが省略された形だったんですね。
まとめ
・[類別詞]+[名詞]+[指示詞]で名詞を完全に特定できる。
・話し手と聞き手双方に共通認識がある場合、真ん中の[名詞]は省略が可能。
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