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定期購読マガジン「トマトのベトナム語学習ラボ」をはじめました

このたびベトナム語を思考するためのマガジン「トマトのベトナム語学習ラボ」をはじめました。

🍅「トマトのベトナム語学習ラボ」について🍅

「場当たり的なベトナム語」から「思考するベトナム語」へ

ベトナム語学習需要は近年増加傾向にありますが、日本人のためのベトナム語学習情報はまだ発展途上の分野です。

それは市販の参考書やネットのブログ記事、Youtube動画などの巷にあふれるほとんどのベトナム語情報は細部詰め込み型によるものだからです。

細部詰め込み型とは「〇〇をベトナム語ではこういいます」「◇◇に関するベトナム語を覚えましょう」など単純な知識の紹介しかせず(教える側がそれしかできず)、ただ単に一つ一つの表現を場当たり的に、とにかく根性でたくさん覚えていくといった方式です。

確かに泥臭く地道に単語や表現を覚えることも大事ですが、そこに思考が伴わないと本当の意味でのベトナム語は身につきません。

細部詰め込み型はまるでどんどん生えてくる大量の雑草をひたすら刈っていくようなゴールの見えない知性の欠けた作業です。その作業は単調で面白味がなく、主体性がないので学習自体がつまらなくなり、途中で挫折してしまう原因となります。

そうならないためにも、常にベトナム語の本質、構造、原理などを自分で意識しながら勉強を進める必要があります。

つまりみなさんにもっとベトナム語に敏感になり、自ら思考して勉強してほしいのです。自発的にベトナム語を考えられるようになると勉強が楽しくなり、ベトナム語の世界が一気に広がっていきます。

「トマトのベトナム語学習ラボ」では単なるベトナム語の知識の紹介だけでなく、みなさんがベトナム語に「気づき」、ベトナム語を「思考し」、ベトナム語の世界を「開拓する」ためのヒントや方法も提供していきます。

ベトナム語の勉強をしているふりをするのはやめて、トマトと一緒にベトナム語の扉をともに開いていきましょう。

「場当たり的なベトナム語」と「思考するベトナム語」の違い

具体例を使ってこの2つの違いを見てみましょう。

まず上のツイートのような説明はただベトナム語に日本語の訳を当てただけの場当たり的なベトナム語解説です。

「ください」という意味だったらいつでもchoは使えるのか?
tôiの訳が「私に」となっていますが、”に”という助詞はどこからでてきたのか?
これだけでは全くわかりません。

私ならこう説明します。まずchoは「ください」という意味ではなく、「与える」という意味の動詞です。

choのコアイメージ

もともとchoは「対象に何らかを与える、作用させる」という本質を持つため、使役形の「〜させる」や前置詞の「〜に、〜に向かって」という形でも使えます。

・Tôi cho em ấy uống nước.
私は彼女に水を飲ませる。

・Tôi viết thư cho em.
私はあなたに手紙を書きます。

choは他にも色々な意味を持っていますが、その本質は「与える」という基本動詞から来ています。「cho=ください」という間違えた訳を覚えるとchoの本質や他の意味との関連が全く見えなくなります。

そしてCho tôi nướcはtôiとnướcの2つの目的語を持つ構文(英語でいうところの第4文型)です。一般化すると、

☆S + cho + O1 + O2=SがO1にO2を与える

となります。つまりCho tôi nướcはもともと「S(店員など)が私に水を与えて下さい」という意味なのです。

このchoのように2つの目的語をとれる動詞の数は限られており、主にđưa(渡す), dạy(教える), tặng(贈る)などの授与系の動詞がとることができます。いずれにせよ上の基本形をおさえておくことが大事です。

このようにベトナム語を構造的に、本質的に頭を使って解説したものが「思考するベトナム語」なのです。

単純な日本語訳を当てただけの場当たり的なベトナム語と、原理、構造という視点からみた思考するベトナム語を比較すれば、どちらが本当の意味でベトナム語を学び、身に着けられ、応用がきくのかは一目瞭然ですね。

🍅『トマトのベトナム語学習ラボ』で扱う主な内容

・ベトナム語の文法解説、発音解説、効率的な学習法
・ネイティブがよく使うひとことベトナム語、参考書にない若者言葉、現代言葉
・ベトナムのニュース、看板、広告を通して学ぶベトナム語
・ベトナムの新聞記事の翻訳解説、読解、構文分析
・ベトナム語を通して学ぶベトナムの文化、習慣、歴史
・漢越語(=中国語由来のベトナム語)解説
・読者からのQ&Aコーナー
・試験形式、クイズ形式問題
・越日日越作文、リスニング問題

🍅料金

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vol.492 「トマトのベトナム語学習ラボ」週刊まとめ記事 2022年4月①


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