vol.503 形容詞の否定表現と程度
không ngonとdởは同じではない!? ある形容詞の対義語とその否定表現は理論上は同じ意味になりますが、実際にはその程度表現には差があります。 例えばngon(おいしい)の対義語はdở(まずい)です。そしてその否定...
không ngonとdởは同じではない!? ある形容詞の対義語とその否定表現は理論上は同じ意味になりますが、実際にはその程度表現には差があります。 例えばngon(おいしい)の対義語はdở(まずい)です。そしてその否定...
khôngとkhông phảiはどう違うのか考えてみましょう。どちらも否定の表現ですが否定する品詞に違いがあります。 không + V khôngは「~ない」という意味で、述語となる動詞や形容詞を否定するときに使いま...
以前khôngとgìを使って強い否定になることをやりましたが、否定の強調の仕方は他にもまだまだあります。それは否定詞をbao giờと組み合わせることです。bao giờは「いつ」という疑問詞でよく使われますが、khôngやchưaなどの否定詞とコラボさせると強い否定を表現することができます。
前回は「có〜đâu」で否定の強調を表すということを勉強しました。今回はそれをさらに応用させたものを紹介します。
đâuは通常「どこ」という意味の疑問詞として使われますが、Vの前にkhông, chưa, chẳng, cóなどがある時にđâuを文末に置くとそれらと結びついて否定を強調することができます。
khôngは否定文を作る際には欠かせないパーツです。動詞や形容詞文の否定でもlàを使った否定文でもkhôngは必ず出てきます。しかし実はkhôngを使わなくても否定文は色々作れちゃいます。今回はその方法を紹介しちゃいましょう。
前回hầu như không〜で「ほとんど〜ない」をやりましたが、今回はkhôngがない場合のhầu như〜の用法を勉強してみましょう。たしかに「hầu như〜」で「ほとんど〜である」となりますが、後ろの「〜」の部分にくる言葉にいくつかの決まりがあります。
知っているとちょっと得する表現「hầu như không〜」を紹介します。意味は「ほとんど〜ない」です。
ベトナム語にも二重否定はあります。日本語のかんじからして、ベトナム語に直すとなんだか文が複雑になりそうですが作り方は非常に簡単です。 ベトナム語の否定の基礎を知っていれば誰でもすぐに二重否定の構文を作れちゃいます。
gìの応用表現第二弾です。今回は「cũng=〜も」と合わせた表現を見てみましょう。
gìといえば「何」という意味を表す疑問詞として有名です。gìは単独で文の主語や目的語となるだけでなく、他の語と組み合わせて様々な形で使うことができます。今回はgìの応用表現のひとつである「không + V + gì + về〜」について紹介します。
前回khôngとchưaは行為の否定・疑問を表す同じ仲間だとして色々と比較をしました。今回はkhôngとchưaの否定の細かなニュアンスの違いを見てみたいと思います。例として「em không yêu anh」と「em chưa yêu anh」の文の意味の違いを比べてみましょう。
前回のchưaの用法で、V(動詞/形容詞)の前に置くと否定文になり、文末に置くと疑問文になる、と説明しました。この形どこかで勉強した覚えはありませんか?そう、これkhôngを使った一般的な否定文、疑問文と同じ形なんです。実はkhôngとchưaは行為の否定・疑問を表す副詞として同じ仲間に入ります。
ベトナム語では常に「もうやったのか、まだやってないのか」という二者択一的な視点を持つことが大事です。今回は「まだ~ない」「もう~した?」を表す部品である「chưa」について解説します。