vol.476 「ベトナム語の発音は難しい」それってほんと?
発音の難しさは具体的に言えれば言えるほどいい 「ベトナム語の発音は難しい」はベトナム語学習者が必ず言うフレーズで、ほとんどの人が当然だと思っている事柄でしょう。 では具体的に何がどう難しいのでしょうか?「発音が難しい」と...
発音の難しさは具体的に言えれば言えるほどいい 「ベトナム語の発音は難しい」はベトナム語学習者が必ず言うフレーズで、ほとんどの人が当然だと思っている事柄でしょう。 では具体的に何がどう難しいのでしょうか?「発音が難しい」と...
「ベトナム語の母音は数が多くて発音が大変」とよく言われます。みなさんも漠然と数が多いのはわかっているかと思いますが、実際にその音のパターンは全部で何通りあるのか気になったことはありませんか? 少なくとも私はあります。 そ...
みなさんはベトナム語の形容詞の反復表現を知っていますか? 反復語とは単語の音が繰り返される現象のことで、ベトナム語では主に形容詞で起こります。ベトナム語の名称では「từ láy=双音節語、畳語(じょうご)」といいます。 ...
みなさんはrượu, khuỷu, nguyễn...などの単語を正確に発音できますか?一発でベトナム人に通じますか?今回は三重母音(3文字連続で続く母音)の音の長短のパターンを考えてみたいと思います。三重母音は2文字の母音の時よりも感覚的に、適当に発音してしまっている人も多いのでこの機会に3文字の母音のしくみを学びましょう。
2文字の母音の長短の全パターンをまとめてみました。今まで感覚的に発音をしてた人も母音がどういう法則で成り立っているのかを知るだけでよりネイティブに近いキレイな発音をすることができます。この機会に2文字の母音のしくみを学びましょう。発音初級者はとりあえず「二重母音」と「長いイ、短いイ」だけでも覚えてください。
ベトナム語の母音は声調と合わせて一番最初に覚えなければならない最重要項目です。それは声調と母音はどんな単語も必ず100%持っている必須のパーツだからです。発音の核となるのでとにかく最優先で覚える必要があります。今回はその母音をポイント別に分け、体系的に整理しました。
半母音「-i, -y」と「-o, -u」の発音のポイントを解説します。これらの母音はある条件下で、それぞれ長い「イ」と短い「イ」、長い「ウ」と短い「ウ」に分かれます。この条件を知っているのといないのとでは発音のうまい下手だけでなく単語の意味の区別にも大きく関わるのでしっかりと理解しておきましょう。
ベトナム語の声調は発音の核です。声調をきちんと理解し、発音できないとベトナム語は絶対に上手に話せるようになりません。声調は音の高低によって意味を区別します。ただ単に高く上げる、低く下げるだけでなく、 その声調が全体で高い音の領域に属するのか、低い領域に属するのかも意識しなければなりません。しかし、ベトナム語の声調は音の高低がすべてではありません。実は音の高低の分類以外にももうひとつ大事なポイントがあります。それは「のどを詰めるか詰めないか」という見方です。
最近、というかずっと思っていることですが、日本人ベトナム語学習者の発音への認識はすこぶる甘いです。文字を見て適当に「こんな感じの発音だろう」という“なんとなく”でベトナム語を読んじゃっている人がかなりいます。ベトナム語の子音や母音の読み方は英語などのそれとは大きく異なります。だからベトナム語のアルファベットを英語の感覚で読んでもほぼ必ず間違った発音になります。今回はいまいちどベトナム語の発音の重要性をみなさんに再認識してもらうため、日本語の漢字の「ルビ」を例にとって説明したいと思います。
vol.336とvol.337でベトナム語のスペルのつづり方(cách đánh vần)を学びました。しかしスペルのつづりのやり方を学んだだけではまだ不十分です。実際にベトナム人のcách đánh vầnを聞き、スペルを思い浮かべることができて初めてこれが役に立つのです。理論だけを学んで自己満足に浸っていてはいけません。というわけで今回は実際にベトナム人のcách đánh vầnを聞き、スペルを書けるかどうかクイズ形式でi実践テストをしたいと思います。
前回の続きです。ベトナム語の単語のほとんどは3文字以上なのでcách đánh vầnはむしろここからが本番です。2文字の単語の場合よりもやり方が複雑で、例外項目もありますのでていねいにみていきましょう。
ベトナム語のスペルのつづり方(=cách đánh vần)を紹介します。これはベトナム人がベトナム語のスペルを口頭で言う場合に使われる方法です。cáchは「方法」、đánh vầnは「スペルを書く」という意味です。例えばベトナム人と会話していて、知らない単語が出てきたときに、「その単語のスペルはどう書くの?」とあなたが聞いたとします。その場にペンとメモがあればベトナム人にスペルを書いてもらうことができますが、手元に何もない時は口頭でスペルを伝えるしかありません。その時にベトナム人はこのcách đánh vầnという方法を用います。
ベトナム語はアルファベットを使っています。しかしA, B, Cは英語のように「エー、ビー、シー」とは読みません。各母音や子音の発音を知っている人でも、そのもとになるアルファベットの単独での読み方を知っている人はあまりいません。ベトナム語のアルファベットの読み方はベトナム人が小学校1年生の時(最近では小学校に上がる前の幼児期)に習う事柄です。なので我々のようなベトナム語を学習中の外国人もこの機会にしっかり覚えておかなければなりません。
意味は簡単なのに発音はとっても難しい単語を集めてみました。特にベトナム語の発音が苦手な人にとっては頭が痛くなるものばかりです。上手に発音ができるためのポイントもつけておきましたのでこの機会に発音をきちんと学んで下さい。
「ベトナム語では発音が何よりも大事」。繰り返しこのブログで言ってきたことですが、その理由を今回は「表意文字と表音文字」というアプローチから説明したいと思います。
ベトナム語で新たに覚えなければならない発音ルールは約40個です。この40の発音ルールを覚えてしまえばすべてのベトナム語の発音ができるようになります。文法や単語よりもこの40の発音ルールを覚えるほうが先です。その40個のルールのうち声調6個と母音11個の計17個のルールを特に最優先で覚えましょう。
すべてのベトナム語の単語は[①頭子音+②母音+③末子音+④声調]の4つの発音パーツからできています。ベトナム語の発音がきちんとできるようになるためにはこの4つのパーツをそれぞれ覚えなければなりません。
ベトナム語は基本的に単音節で一つの単語が形成されています。単音節とはひとつの音のかたまりの単位のことで、「母音だけ、もしくは母音と子音で構成された、音のまとまり」を指します。日本語とベトナム語は音の区切り方が違うので発音の際に はその違いを意識しなければなりません。
vol.19であなたが訪れたり住んでいる地域に合わせた言葉、発音を勉強し、柔軟に発音を使い分けたほうがいいと述べました。しかしそれでもまだどちらの発音を勉強したらいいか迷っていたり、基準なるものが欲しいといった方もいるで...
ベトナム語の発音はハノイを中心とした北部弁とホーチミンを中心とした南部弁の大きく2つに分かれます。 ベトナムは日本のように南北に細長い国なので、北部と南部では発音や語彙などに大きな差があります。ではベトナム語を勉強する日...