vol.432 北部弁と南部弁の発音の違い (声調・頭子音)
頭子音の北部弁と南部弁の違いをまとめてみました。実は南北での発音の違いはそんなに多くありません。ベトナム語の頭子音(とうしいん)全24種類のうち、南北で発音が分かれる音はたったの7種類です。しかも1つ1つの発音自体は難しくありません。覚えるのも簡単です。この7種の南北の発音の違いを知り、南北2つの地域で通用するベトナム語発音を学びましょう。
頭子音の北部弁と南部弁の違いをまとめてみました。実は南北での発音の違いはそんなに多くありません。ベトナム語の頭子音(とうしいん)全24種類のうち、南北で発音が分かれる音はたったの7種類です。しかも1つ1つの発音自体は難しくありません。覚えるのも簡単です。この7種の南北の発音の違いを知り、南北2つの地域で通用するベトナム語発音を学びましょう。
北部弁や南部弁の違いによく発音や語彙の差異があげられます。しかし発音や語彙以外にもそれぞれの地域に存在する独特の法則というものも存在します。今回は南部方言における三人称の省略法則を紹介します。
中部方言は非常になまりが強く、独特の発音を保持していると言われています。ではそのなまりが強いとは具体的にどういうことなのでしょうか。今回は中部方言の“声調”に焦点をあて、独特ななまりの正体を突き止めてみましょう。
前回は中部で使われている単語について紹介しましたが、中部方言を学ぶ前に、1つの素朴な疑問が浮かび上がります。そもそも中部方言の“中部”ってどこからどこまでを指すの? ということです。みなさんもなんとなくはわかると思いますが、具体的にどこからどこまでの範囲を指すかはほとんどの人がわからないと思います。中部方言について語る前に、中部という地域の定義について考えなければなりません。実は中部の定義は地理的な区分と言語的な区分とで違いがあるんです。
ベトナムの中部方言はわかりにくく、ベトナム人同士ですら会話が難しい、とよく言われます。中部方言はベトナム語とは別の言語である、という人さえいます。このようになぜ中部方言は難しいと言われるのでしょうか?今回は語彙に焦点を当て、中部弁の謎に迫ってみましょう。