vol.491 接続詞の2種類の型を学ぼう
ベトナム語の接続詞には大きく分けて「接着剤型」と「フック型」の2種類あります。接続詞の外枠となる2種類の型をおさえておくと接続詞が理解しやすくなります。 接着剤型 接着剤型の接続詞は単語と単語、句(語のかたまり)と句、文...
ベトナム語の接続詞には大きく分けて「接着剤型」と「フック型」の2種類あります。接続詞の外枠となる2種類の型をおさえておくと接続詞が理解しやすくなります。 接着剤型 接着剤型の接続詞は単語と単語、句(語のかたまり)と句、文...
doは原因・理由を表す接続詞として辞書で紹介されていますが、実際に細かく分けると様々な品詞の使い方ができる多義的な用法を持つ機能語です。 doは前置詞的な使い方もできれば、関係代名詞的な機能もあるし、さらに動詞としても使...
接続詞「thì」は日常会話でベトナム人がよく使うにも関わらず、参考書や辞書などで意味を調べてもいまいち理解しにくい言葉です。 ここでは接続詞「thì」の意味をどう考え、どう使えばいいのかわかりやすく解説します。 接続詞「thì」の主な用法は2つあります。
màは日常会話で頻繁に用いられながらも、その用法は非常に多く、複雑でベトナム語学習者にとっては理解しづらい単語です。màは接続詞だけでも「逆接」、「仮定・条件」、「前提・結果」、「追加・補足」、「目的」など様々あり、さらに関係代名詞として先行詞を修飾することもあれば、語気詞として「強意」や「叱責」を表したり、副詞として「感嘆・懐疑・反語」など様々な用法を持ちます。màは複雑多様な超多義語です。しかし、たくさん用法があるからといってmàの意味を頑張って全部覚えてもなかなか使いこなせるようにはなりません。だからといってベトナム人のように経験に基づいて感覚的にmàを使いこなすというのも外国人学習者にとっては非常に難しいでしょう。じゃあどうすればいいのでしょうか?
通常vìはbởi vìやtại vìなどの形で「〜ので、〜から」などの理由や原因を表す接続詞としてよく使われます。英語のbecauseと同じですね。しかし画像の看板にあるようなvìは原因・理由を表すvìではなく別の意味になります。
đồng thờiは「と同時に〜、一方でまた〜」という意味で、漢字では【同時】です。そのまんまですね。
ベトナム語には「反実仮想」の「もし」というものがあります。反実仮想とは「現実に反した仮の想定」という意味で、実際にはそうなっていない、現実とは大きく離れたことを想像して述べることを言います。反実仮想の「もし」はベトナム語では「giá mà~」という形を用います。
rồiは「tôi đã ăn cơm rồi」のように通常文末に置かれ「もう~した」という意味の<成立>を表す副詞として使われるということを勉強しました。しかし実はrồiにはもうひとつ接続詞としての用法があります。