vol.509 ベトナム語と2音節語
ベトナム語は2音節語が多い ベトナム語の単語の多くは1音節もしくは2音節の熟語で構成されています。 音節とはひとつの音のかたまりの単位のことで、「母音もしくは母音と子音で構成された音のまとまり」を指します。日本語では基本...
ベトナム語は2音節語が多い ベトナム語の単語の多くは1音節もしくは2音節の熟語で構成されています。 音節とはひとつの音のかたまりの単位のことで、「母音もしくは母音と子音で構成された音のまとまり」を指します。日本語では基本...
ベトナムの地名から漢越語をピックアップして、その特徴や由来を学びましょう。 ベトナムの全63省市のうち、Giang(ザン)という単語は多くの省で使われています。 具体的には北部の ・Bắc Giang(バクザン)省 ・H...
「ベトナム語の母音は数が多くて発音が大変」とよく言われます。みなさんも漠然と数が多いのはわかっているかと思いますが、実際にその音のパターンは全部で何通りあるのか気になったことはありませんか? 少なくとも私はあります。 そ...
この記事はトマトのYouTube動画で評判が良かったものを文字起こしし、わかりやすく加筆修正したものです。 動画版はこちら↓ 今回は「わかりやすいベトナム言語史講座」というテーマで、以下の疑問に回答しながら解説していきた...
日本では北海道、東北、関東、中部、近畿などのように全国を大きく地理的、行政的な区分に分けられます。ベトナムも同じように全土を8つの地方に分けることができます。ベトナムを8つの地域に分けて眺めることで、それぞれの地域の歴史、気候、特徴等を広く把握することができます。
ベトナム語の勉強をしている人なら一度は気になったことがある「声調記号はどこにつければいいのか」問題。少しでも勉強を進めていけば声調記号は母音の上(か下)につけるということにすぐに気づくでしょう。母音が1つしかない場合は迷いなく声調記号をつけられます。しかし、母音が2つ以上ある場合はいったいどちらの母音に記号をつければいいのか迷ったことはありませんか?例えばkhỏeとkhoẻ、正しいのはいったいどちらでしょうか?
テトには独特の習慣があり、普段見慣れないベトナム語もたくさん出てきます。そこで今回はテトの文化を知るための8つのベトナム語を紹介します。文化の紹介だけでなくベトナム語の意味にも焦点を当てて解説したいと思います。
慣用句から覚えるベトナム語シリーズです。今回は“đi đêm có ngày gặp ma”という慣用句を紹介します。これはベトナム語の有名なことわざの1つですので覚えておいて損はないでしょう。
vol.336とvol.337でベトナム語のスペルのつづり方(cách đánh vần)を学びました。しかしスペルのつづりのやり方を学んだだけではまだ不十分です。実際にベトナム人のcách đánh vầnを聞き、スペルを思い浮かべることができて初めてこれが役に立つのです。理論だけを学んで自己満足に浸っていてはいけません。というわけで今回は実際にベトナム人のcách đánh vầnを聞き、スペルを書けるかどうかクイズ形式でi実践テストをしたいと思います。
前回の続きです。ベトナム語の単語のほとんどは3文字以上なのでcách đánh vầnはむしろここからが本番です。2文字の単語の場合よりもやり方が複雑で、例外項目もありますのでていねいにみていきましょう。
ベトナム語のスペルのつづり方(=cách đánh vần)を紹介します。これはベトナム人がベトナム語のスペルを口頭で言う場合に使われる方法です。cáchは「方法」、đánh vầnは「スペルを書く」という意味です。例えばベトナム人と会話していて、知らない単語が出てきたときに、「その単語のスペルはどう書くの?」とあなたが聞いたとします。その場にペンとメモがあればベトナム人にスペルを書いてもらうことができますが、手元に何もない時は口頭でスペルを伝えるしかありません。その時にベトナム人はこのcách đánh vầnという方法を用います。
ベトナム語はアルファベットを使っています。しかしA, B, Cは英語のように「エー、ビー、シー」とは読みません。各母音や子音の発音を知っている人でも、そのもとになるアルファベットの単独での読み方を知っている人はあまりいません。ベトナム語のアルファベットの読み方はベトナム人が小学校1年生の時(最近では小学校に上がる前の幼児期)に習う事柄です。なので我々のようなベトナム語を学習中の外国人もこの機会にしっかり覚えておかなければなりません。
ベトナム語には女性に対して使う形容詞や褒め言葉がたくさんあります。今回はその中でもベトナム人男性が抱く理想的で最高の女性を表す4語の言葉を紹介しましょう。これはベトナム人女性への最高の褒め言葉としても使えますのでぜひ覚えておくといいでしょう。
ベトナム人と飲み会に行ったことある人なら誰でも知ってる乾杯のフレーズ「モッ!ハイ!バー! ヨー!」の“ヨー!”とはいったいどういう意味なのでしょうか?
ベトナム語のちょっぴり面白いtừ lóngを紹介します。từ lóngとは「隠語」のことで、特定の仲間内にだけ通じるかくし言葉のことです。主に若者の間で使われることが多いです。今回は“ngắm gà khỏa thân”という言葉をみてみましょう。
ベトナム語の「息」「空気」に関係する単語にはある法則があります。それは「息」「空気」「発声」系の単語は子音の[h-]からはじまる単語が多い、つまり「は行音が多い」ということです。
ベトナム語には「肉まん」という単語を使った意外な表現があります。今回はその意外な使い方を2つ紹介します。 肉まん=bánh bao まず「肉まん」はベトナム語で“bánh bao”と言います。 bánhの意味は「米粉を使...
今回はドラえもんの有名なひみつ道具8つをベトナム語ではどう言うのか、マンガによく出てくる順で紹介したいと思います。
中部方言は非常になまりが強く、独特の発音を保持していると言われています。ではそのなまりが強いとは具体的にどういうことなのでしょうか。今回は中部方言の“声調”に焦点をあて、独特ななまりの正体を突き止めてみましょう。
前回は中部で使われている単語について紹介しましたが、中部方言を学ぶ前に、1つの素朴な疑問が浮かび上がります。そもそも中部方言の“中部”ってどこからどこまでを指すの? ということです。みなさんもなんとなくはわかると思いますが、具体的にどこからどこまでの範囲を指すかはほとんどの人がわからないと思います。中部方言について語る前に、中部という地域の定義について考えなければなりません。実は中部の定義は地理的な区分と言語的な区分とで違いがあるんです。