màは日常会話で頻繁に用いられながらも、その用法は非常に多く、複雑でベトナム語学習者にとっては理解しづらい単語です。
màは接続詞だけでも「逆接」、「仮定・条件」、「前提・結果」、「追加・補足」、「目的」など様々あり、さらに関係代名詞として先行詞を修飾することもあれば、語気詞として「強意」や「叱責」を表したり、副詞として「感嘆・懐疑・反語」など様々な用法を持ちます。màは複雑多様な超多義語です。
しかし、たくさん用法があるからといってmàの意味を頑張って全部覚えてもなかなか使いこなせるようにはなりません。
そもそもベトナム人は「結果の用法を伝えたいからmàを使おう」だとか、「相手に懐疑の念を示したいからmàを入れてみよう」とかいちいち考えていません。
参考書や辞書にあるmàの様々な用法は、言語学者が事後的に分類して羅列したものにすぎません。分類された多岐にわたる用法を機械的に丸暗記してもmàの本当の役割には気づくことができません。
だからといってベトナム人のように経験に基づいて感覚的にmàを使いこなすというのも外国人学習者にとっては非常に難しいでしょう。
じゃあどうすればいいのでしょうか?
それはベトナム人が頭の中で考えてるような本質的なmàの役割を理解し、場面に応じて使い分けるということです。
つまり、これまでの
「màの様々な用法を覚える→màを理解する」
ではなく
「màの本質を覚える→màの様々な用法を理解する」
という逆のアプローチが必要になります。
先にmàの本質を覚えておけば、細かい用法を覚えやすくなり、様々な場面で応用がきく使い方を身につけられます。
この記事ではまずmàの本質的な2つの考え方を紹介し、次にmàの細かな用法をすべて見ていきます。基礎的な用法から参考書に載っていない実践的な用法まですべて網羅しています。
この記事を読めばmàを体系的に深く理解することができ、màの使い方を身につけることができます。
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