vol.87 ベトナム語とカンボジア語は似ている!?
ベトナム語と単語や発音が似ている言葉として中国語由来の漢越がよく話題に上がります。すでにこのサイトでも何回も取り上げてきました。しかし実はベトナム語に似ている言語がもうひとつあります。それはカンボジア語(クメール語)です。まずはどれくらい似ているか実際にそれぞれの単語の発音を聞いてみてください。
ベトナム語と単語や発音が似ている言葉として中国語由来の漢越がよく話題に上がります。すでにこのサイトでも何回も取り上げてきました。しかし実はベトナム語に似ている言語がもうひとつあります。それはカンボジア語(クメール語)です。まずはどれくらい似ているか実際にそれぞれの単語の発音を聞いてみてください。
子音の[x-]と[s-]を紹介します。[x-]は日本語の「サ」行でOKです。最初はxaを「サー」と読むことに戸惑うかもしれませんが、使っていればすぐになれます。[s-]のほうは正書法や南部弁ではちょっと難しいです。[r]の発音の時のように舌を巻いて「サー」と言います。少しこもったかんじの「シャ」になればOKです。
ベトナム語にはことわざ、慣用句、詩など文語的で独特な表現がたくさんあります。このコーナーはそういったベトナム語の慣用句などを紹介し、それを通してベトナムの文化、背景を知るとともに、使われる語彙や表現なども覚えてしまおうという一石二鳥なナイスなコーナーです。
ベトナムの政府直轄都市(thành phố trực thuộc trung ương)にはハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、カントーの5つあります。実はこれら5つの政府直轄都市は行政区分が他の省と違います。5つの政府直轄都市の”市”は日本の”県”と同じで、他の58の省の中の”市”は日本の”市”と同じです。
[v-]の発音は前回やった⑪の[ph-]の発音ができれば簡単です。[ph-]の時と同じように前歯と下唇をくっつけたまま(※噛まない)、「ヴ」と言う。舌唇が少しバイブレーションすればOKです。
ベトナムの地方などを旅していると画像にあるような看板をよく見かけます。このような看板は省と省、市と市などのまちの境界線に建てられています。やや見にくいですが、看板には「chúc quý khách thượng lộ bình an」と書いてあります。どんな意味なのか一つずつ単語を見てみましょう。
「愛してる」はベトナム語では「anh yêu em」と「anh thương em」の二通りがあります。yêuとthươngはどちらも「愛する」という意味です。しかしこの二つの「愛する」は微妙な違いがあります。今回はその違いを紹介したいと思います。
よく見かけるけど何のお店だかわからない「cầm đồ」の看板。これはいったい何のお店なのでしょうか。辞書で「cầm đồ」の意味を調べると「質に入れる、借金のかたにする」とあります。つまり「cầm đồ」は質屋のことです。cầmは「つかむ」、đồは「物」という意味です。
2017年になり新年を迎えると、新しく何かを始めようと決意される方も多いのではないかと思います。 そこで今回は「~するつもりだ」という強い意志を感じさせる未来形「định」の用法を紹介したいと思います。
11個目の頭子音[ph-]の発音を紹介します。[ph-]は英語の[f]の発音と同じです。英語の[f]の発音はよく「下唇を噛む」と教わりますが、噛むのではなく、前歯と下唇をくっつける程度でいいと思います。前歯と下唇をくっつけた状態で「フー」と息を出せば自然な[f]の発音になります。