vol.10 「ơ」は口ダラ〜ン!?

vol.8で母音11個のうち5個を紹介した。他の6個は発音記号がついており、日本人にとって難しい発音ばかりだ。今回はその中でも特に難しい「ơ」の発音のコツを紹介する。

口をだら~ん

まずは口を半開きにして、口をダラ〜ンとしてみよう。そしてその状態で「アー」と言う。それが「ơ」である。ヤンキーがキレて口を半開きにしているあの形や炭酸を飲んだあとのゲップの口のゆるさにも似ている。とにかく口をダラ〜ンとゆるくさせるのがポイント。

唇を丸くさせない

 またơの文字の右上にあるゴミみたいな点は文法的には「非円唇音(ひえんしんおん)」という。非円唇音とは「唇を丸くしない音」という意味だ。あの有名なベトナム麺「phở」は日本語で「フォー」というが、日本語で普通に「フォー」と言ってもベトナム人には聞き取ってもらえない。なぜなら日本語の「ォ」の部分がどうしても唇が丸く発音されてしまいベトナム語の「ơ」の発音にはならないからである。「ơ」の発音は口が丸くならないよう鏡を使って確かめながら練習すると良い。

※参考 「phở」の発音

ちなみにベトナム語でゲップする、という単語は「ợ」という。まさにゲップの時の口のゆるい感じの音がそのまま単語になったのだと思う。これは偶然ではないはずだ。

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