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vol.8 ベトナム語の「a」「i」「u」「e」「o」は広く!、大きく!、おおげさに!

vol.7で述べたようにベトナム語は母音が11個もあり、日本語よりも多いのでどのように日本語と区別されるのか理解しなければなりません。

今回は母音11個のうち発音記号がついていないもので、比較的発音しやすい「a, i, u, e, o」の 5個の発音を紹介しましょう。

この5個に共通するポイントは日本語の「あいうえお」よりも広く!、大きく!、おおげさに!」です。日本語の「あいうえお」や英語のアルファベットの発音とは大きく異なるので先入観を持たないで読んでください。

☆ベトナム語の「a, i, u, e, o」

a

これ以上大きく開けられないくらい広く、大きい「あ」。「あー言えばこう言う」の時の「あー」、舌を少し下げるとなおよい。

i(y)

日本語の「い」より唇を平たく、横に引っ張る。子どもがケンカしたときにやる「イーっだ」の「イー」。実際に両手で唇を左右にひっぱって、「イー」と言ってみよう。

u

日本語の「う」より口をすぼませ、唇を前に突き出してキスするような「う」。恥ずかしがらずにキスするかんじで大げさに「う」と言ってみよう。

e

これ以上大きく開けられないくらい広く、大きい「え」。これも両手を使って唇を左右にひっぱって、「えー」と言ってみよう。

o

これ以上大きく開けられないくらい広く、大きい「お」。口の中にたまごを縦に入れるくらいの気持ちで言う「お」。舌を少し内側に巻くとこの音が出やすい。

まとめ

とにかくこの5個の母音は日本語の「あいうえお」よりも「広く!、大きく!、おおげさに!」やることがポイント。これらを何回か練習すると、口の周りの筋肉が疲れてくるはずですが、それで大丈夫です。ベトナム語の母音に適応した口の筋肉を鍛えていいましょう。