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vol.17 「i」なら短く、「y」なら長く

ベトナム語の母音の「イ」の部分を見ると「i(y)」と表記されています。実はベトナム語の「イ」には「i」と「y」のアルファベットがあり、ある条件下で短い「イ」(=i ngắn)と長い「イ」(=y dài)の2つに分かれます。「y」は子音ではなく、ベトナム語では母音として扱われることにも注意しましょう。

長短に分かれるのは1個前が母音の時

ただしその短い「イ」と長い「イ」の発音に分かれるのにはある条件が必要です。それは「i(y)」が単語の最後にきて、かつその1個前の単語が母音の時です。その時「i」ならば短く「イ」を発音し、「y」ならば長く「イ」を発音します。

一般化すると、

「ー□i」のとき ➔最後の「i」は短い「イ」
ー□y」のとき ➔最後の「y」は長い「イ」

※□には母音が入る

となります。

言葉で説明すると少しややこしくなるので、実際にある単語を聞いて短い「イ」と長い「イ」を体験してみましょう。

haiとhayの違い

“hai”

“hay”

taiとtayの違い

“tai”

“tay”

túiとtúyの違い

“túi”

“túy”

こうして比べて聞くと最後の「イ」の長さの違いがよくわかりますね。

まとめ

母音+「i」なら短く、母音+「y」なら長く「イ」を発音します。

もちろんこの「イ」が長いか短いかで意味が変わります(例えばhaiは数字の「2」という意味で hayは「おもしろい」という意味です)。

発音の区別は同時に意味の区別もしているということも忘れずにしてください。これら長短の「イ」の区別は最初は忘れがちになってしまうので、慣れるまで意識して発音しましょう。

3件のコメント

ベトナム人の配偶者がいる日本人です。
現在ハノイ近くのまちに中期滞在中ですが、まだベトナム語がわからなくて、必死で勉強してます。
不慣れで大変さもありますが、なんか、気疲れというものが無くて、ベトナムの生活にハマりそうです。

「tai tay ベトナム語」でネット検索したところ、このページにたどり着きました。
おかげさまで、発音の違いがよくわかりました! ありがとうございます。
ほかの記事も、学習の参考にさせていただきたいです。
とてもためになるホームページだと思いました。

コメントありがとうございます。お役に立てて私もうれしいです。ベトナム語の勉強に当ページを活用してください

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