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vol.23 シンチャオはもうやめチャオ

ベトナム語で一番最初に習う挨拶といえば「Xin chào」です。

しかし残念ながらベトナム人はこの言葉をあまり使いません。

これも一人称のtôiの時と同様に誰に対しても使える反面、中立的であまり親しみを感じられないからです。Xin chàoは誰でも使える万能な挨拶ですが、ベトナム語を習いたての外国人の挨拶みたいな印象も与えます。

「chào+二人称」が基本

ベトナム人が実際によく使う挨拶はchào anhやchào chịのように「chào+二人称」の形をとります。

二人称は性別や年齢によって変化するので、対象となる相手の情報を示すことになります。

つまり二人称を加えることによって、あなたのことを具体的に認識していますよ」という形で相手により親しみを与えることができます。

さらに「chào anh Nam」や「chào chị Thu」のように「chào+二人称+相手の名前」を使えばより親近感のある挨拶となります。

挨拶はすべて「chào+二人称」で

「chào+二人称」の挨拶は時間の区別なく、会うときや別れる時の区別もなく、いつでもどんな時でも使える便利な表現です。

つまり日本語の「おはよう、こんにちは、こんばんは、さようなら」はすべて「chào+二人称」でまかなうことができるということです。

まとめ

普段の挨拶でXin chàoを使っている人は、「chào+二人称」の挨拶に切り替えましょう。より実践的なベトナム語になり、ベトナム人ともっと親密になれます。