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vol.74 [看板から学ぶ] 「giải khát」で渇きを解き放て

実際にある看板を参考に、より実践的なベトナム語を紹介していきます。

giải khát=のどの渇きをうるおす

ベトナムの道路を走っていると「giải khát」の看板をよく見かけます。これはいったい何でしょうか。
この単語は漢越語なので漢字に直すとわかりやすいです。giải khátは【解渇】です。「きをく」⇒「のどの渇きをうるおす」という意味になります。つまり「giải khát」の看板は「あなたのノドを癒す冷たい飲み物などを売っているお店ですよ」ということを表しています。

「giải khát」のお店の特徴

「giải khát」のお店は簡易な喫茶店みたいなものです。市販の甘ったるいペットボトルジュースやサトウキビジュースなどを売っています。ペットボトルジュースはだいたい10,000ドン(50円)~、サトウキビジュースは5000ドン(25円)くらいで買えます。店によってはコーヒーやビールを飲めるところもあります。
そしてお風呂のイスみたいな簡易なプラスチック製のイスに座り、氷の入ったグラスにジュースを入れて「giải khát」します。

「giải khát」のお店は地方など郊外の幹線道路上でたくさん見かけます。筆者もバイクで地方を旅してる時にこの「giải khát」のお店には何度もお世話になりました。都会のオシャレな喫茶店で飲むコーヒーもいいけど、地方の自然豊かな景色と一体化した「giải khát」で飲む甘ったるいジュースもまた格別!?です。

のどが渇いたら「giải khát」の店に入ってみてはいかがでしょうか?