ベトナム語の発音の核となるのは「声調」と「母音」の二つです。それは「声調」と「母音」がどんな単語にも100%必ず組み込まれているパーツだからです。
数万、数十万語とあるベトナム語の単語は6つの声調の中から必ず1つ、11個の母音の中から必ず1個以上選ばれて一つの語として成り立っています。
まさに表記の上でも発音の上でもベトナム語の「核」となっています。
声調と母音を理解し、発音できないと、あなたの発する全ベトナム語に歪みがでてしまうということです。
母音の切り分け方が違う!
ベトナム語の母音は全部で11個、日本語の母音は「あ、い、う、え、お」の5個だから約2倍近くあります。
日本語の母音よりも数が多いのだから、日本語の母音がベトナム語ではどのように分かれるのか、どのように区別されるのかをまず理解しなければなりません。
日本語の母音はベトナム語では何の母音に聞こえるのでしょうか、分けてみると以下のようになります。
「あ」に聞こえる母音➔a, ă
「い」に聞こえる母音➔i(y)
「う」に聞こえる母音➔u, ư
「え」に聞こえる母音➔e, ê
「お」に聞こえる母音➔o, ô, ơ, â
こうしてみると、日本語の母音の音の領域は広く、ベトナム語はその範囲が狭いことがわかります。
母音を一個の丸いケーキに例えると日本語では5等分、ベトナム語では11等分に切り分けているようなものです。
ベトナム語は日本語よりも細かく切り分けているのだから日本語では1個の音でもベトナム語では複数の音になってしまうということです。例えば日本語の「お」に相当するものなんてベトナム語では4つもありますね。
カタカナで覚えると理解されない!
だからcảm ơnを「カムオン」なんて適当にカタカナで覚えると、後ろのオン(ơn)の部分がベトナム人にはonにもônにもânにも聞こえてしまう可能性が出てきてしまいます。これではベトナム人に言いたいことを理解してもらえないのは当然ですね。
ベトナム語の発音は声調だけでなく、それと同じくらいとても大事なのが母音の識別です。声調と母音はベトナム語の発音のかなめなのです。
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