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vol.461 単語は仕分けして覚えよう




この記事はトマトのYouTube動画で評判が良かったものを文字起こしし、わかりやすく加筆修正したものです。

動画版はこちら↓

vol.447 ベトナム語の文法的特徴と学習のポイントの記事でベトナム語は孤立語である、という特徴から「単語はとにかく量をたくさん覚えなければならない」という勉強のポイントを紹介しました。

そう言われると、とにかく出会った単語をがむしゃらに覚えなければならないのか、と思うかもしれません。しかしそれではキリがないし、覚える量にも限界があります。

ですので単語は何を覚えて何を覚える必要がないのかという仕分けをする必要があります。今回はその仕分けの方法と覚え方を皆さんに紹介したいと思います。

今回紹介する単語の仕分け法は、『外国語上達法』という本を参考にして作っています。この本は外国語学習に関して非常に本質的なことが書かれているオススメの本です。

30年以上前の古い本ですが、現在でも参考になる部分が非常に多くありますので皆さんも読んでみてください。

単語の仕分けグラフ

では単語の仕分け方法をみていきましょう。まず上の図をみてください。まず横軸に一般的か、専門的か、をとります。これは単語の持つ意味が広いのか、狭いのかという視点です。

そして縦軸に頻度が高い、低いをとります。つまりよく使われるのか、あまり使われないのか、という視点です。

A=一般的で頻度が高い単語

まずAの領域です。Aの領域は頻度が高くて一般的である基本単語の領域になります。

これは誰でも必ず絶対に覚えなければいけないレベルの単語になります。日常生活で誰もが使う簡単な単語の範囲がAになります。市販のテキストや参考書にある単語のほとんどがこのAの領域に入ります。

D=専門的で頻度が低い単語

次にDの領域です。意味が専門的で頻度が低いものは覚える必要がない単語です。Dの領域の単語が出てきたらその都度辞書を引いて意味だけを確認すればいいということです。

初級〜中級レベルの学習をしている人はこの領域の単語に出会うことはほとんどありませんので特段心配する必要はありません。

B=専門的で頻度が高い単語

次にBの領域は頻度が高くて専門的な単語です。これは自分が興味ある分野の単語だけを覚えればOKです。

つまりこの場合の頻度が高いというのは自分にとって主観的によく使う単語ということになります。

例えばわたくしトマトの場合はベトナム戦争に興味があるので、戦争関連の単語をよく勉強したりします。
「chiến sĩ=兵士」「du kích=ゲリラ」「sư đoàn=師団」など多くの人にとっては専門的な単語になりますが、興味があるトマトにとってはこれらの単語は戦争関連の記事を読むためには欠かせない基本単語なので、積極的に覚えておかなければなりません。

Bの領域にある単語は人それぞれ異なるということに注意してください。

C=一般的で頻度が低い単語

Cの領域は意味が一般的で頻度が低いもの、つまり書き言葉になります。難しい漢越語の熟語などがCの領域に入ります。

例えばCには「tiến hành=進行する、執り行う」という単語が入ります。これはAの領域の基本単語の言い方でいうと「làm=行う」になります。làmの書き言葉はtiến hànhだということです。

他にもAの領域の単語の「nên=だから」をCの領域でいうと「thành thử=それゆえ」になります。

他にもCの領域の単語の「tảo hôn=早婚」をAの領域でいうと「kết hôn sớm=早く結婚する」になります。

このようにCの領域の単語は日常でよく使う話し言葉が少し難しい書き言葉に変わったものだと思ってください。

二つの覚え方

ではこのABCDの領域にある単語をどのようにして覚えていけばいいのか、二つの記憶法を見ていきましょう。

自発的記憶

まずAとBの領域にある単語は自発的記憶で覚えていきましょう。

自発的記憶とは「単語を書いたり話したりすることができるレベルで覚えておくこと」という意味です。単語を見たり聞いたりして理解できるだけでなく、自分で話したり書いたりして積極的にアウトプットできる形で覚えておくということです。

受身的記憶

次にCの領域にある単語は受身的記憶で覚えておきましょう。

受身的記憶とは「単語を見たり聞いたりして理解できるレベルで覚えておくこと」という意味です。自分からアウトプットできる必要はなく、読んだり聞いたりして理解できれば十分だという段階でとどめておくということです。

まとめ

ただがむしゃらに単語をひたすら覚えていくのではなく、単語を仕分けし、整理して覚えていきましょう。

自分が本当に必要な単語は何なのか、この単語はA、B、C、Dのどの領域に入るのか、自発的に覚えればいいのか、受身的に頭に入れておけばいいのか、などを意識して単語学習を進めていくといいでしょう。

  • A=一般的で頻度が高い単語は基本単語なのですべての単語を自発的記憶で積極的に覚えていく
  • B=専門的で頻度が高い単語は自分の興味がある分野の単語のみにしぼり、自発的記憶で積極的に覚えていく
  • C=一般的で頻度が低い単語は書き言葉の難しい漢越語が多いので受け身的記憶で消極的に覚えていく
  • D=専門的で頻度が低い単語は覚える必要はない。辞書頼みでかまわない。





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