vol.86 時には妥協も大事!? ~[x-]と[s-]の区別~
子音の[x-]と[s-]を紹介します。[x-]は日本語の「サ」行でOKです。最初はxaを「サー」と読むことに戸惑うかもしれませんが、使っていればすぐになれます。[s-]のほうは正書法や南部弁ではちょっと難しいです。[r]の発音の時のように舌を巻いて「サー」と言います。少しこもったかんじの「シャ」になればOKです。
子音の[x-]と[s-]を紹介します。[x-]は日本語の「サ」行でOKです。最初はxaを「サー」と読むことに戸惑うかもしれませんが、使っていればすぐになれます。[s-]のほうは正書法や南部弁ではちょっと難しいです。[r]の発音の時のように舌を巻いて「サー」と言います。少しこもったかんじの「シャ」になればOKです。
ベトナム語にはことわざ、慣用句、詩など文語的で独特な表現がたくさんあります。このコーナーはそういったベトナム語の慣用句などを紹介し、それを通してベトナムの文化、背景を知るとともに、使われる語彙や表現なども覚えてしまおうという一石二鳥なナイスなコーナーです。
ベトナムの政府直轄都市(thành phố trực thuộc trung ương)にはハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、カントーの5つあります。実はこれら5つの政府直轄都市は行政区分が他の省と違います。5つの政府直轄都市の”市”は日本の”県”と同じで、他の58の省の中の”市”は日本の”市”と同じです。
[v-]の発音は前回やった⑪の[ph-]の発音ができれば簡単です。[ph-]の時と同じように前歯と下唇をくっつけたまま(※噛まない)、「ヴ」と言う。舌唇が少しバイブレーションすればOKです。
ベトナムの地方などを旅していると画像にあるような看板をよく見かけます。このような看板は省と省、市と市などのまちの境界線に建てられています。やや見にくいですが、看板には「chúc quý khách thượng lộ bình an」と書いてあります。どんな意味なのか一つずつ単語を見てみましょう。
「愛してる」はベトナム語では「anh yêu em」と「anh thương em」の二通りがあります。yêuとthươngはどちらも「愛する」という意味です。しかしこの二つの「愛する」は微妙な違いがあります。今回はその違いを紹介したいと思います。
よく見かけるけど何のお店だかわからない「cầm đồ」の看板。これはいったい何のお店なのでしょうか。辞書で「cầm đồ」の意味を調べると「質に入れる、借金のかたにする」とあります。つまり「cầm đồ」は質屋のことです。cầmは「つかむ」、đồは「物」という意味です。
2017年になり新年を迎えると、新しく何かを始めようと決意される方も多いのではないかと思います。 そこで今回は「~するつもりだ」という強い意志を感じさせる未来形「định」の用法を紹介したいと思います。
11個目の頭子音[ph-]の発音を紹介します。[ph-]は英語の[f]の発音と同じです。英語の[f]の発音はよく「下唇を噛む」と教わりますが、噛むのではなく、前歯と下唇をくっつける程度でいいと思います。前歯と下唇をくっつけた状態で「フー」と息を出せば自然な[f]の発音になります。
「ベトナム語では発音が何よりも大事」。繰り返しこのブログで言ってきたことですが、その理由を今回は「表意文字と表音文字」というアプローチから説明したいと思います。
ベトナムの道路を走っていて見かける頻度の高い看板の一つに「rửa xe」というのがあります。rửaは「洗う」xeは「車両」という意味で、要するに「洗車します」という意味の看板です。またベトナム語には「洗う」という意味の単語がrửaの他に3つもあります。
ベトナム人女性がよく使う男性へのほめ言葉として「ga-lăng(ギャラン)」という言葉があります。ベトナム人女性に好きな男性のタイプは?と聞くと「ga-lăngな男性」と答える人も結構います。今回は「ga-lăng」な男性とはいったいどんな人なのか調べてみました。
ベトナムの道路を走っていると「giải khát」の看板をよく見かけます。これはいったい何でしょうか。この単語は漢越語なので漢字に直すとわかりやすいです。giải khátは【解渇】です。「渇きを解く」⇒「のどの渇きをうるおす」という意味になります。つまり「giải khát」の看板は「あなたのノドを癒す冷たい飲み物などを売っているお店ですよ」ということを表しています。
ベトナム語で新たに覚えなければならない発音ルールは約40個です。この40の発音ルールを覚えてしまえばすべてのベトナム語の発音ができるようになります。文法や単語よりもこの40の発音ルールを覚えるほうが先です。その40個のルールのうち声調6個と母音11個の計17個のルールを特に最優先で覚えましょう。
すべてのベトナム語の単語は[①頭子音+②母音+③末子音+④声調]の4つの発音パーツからできています。ベトナム語の発音がきちんとできるようになるためにはこの4つのパーツをそれぞれ覚えなければなりません。
みなさん「太いペン」の“太い”ってすぐにベトナム語で言えますか?「太い」と聞いたら「mập/béo」などの単語を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、これは人や動物などにしか使えない単語で、ペンなどのモノには使えません。「太い」をピンポイントで言いたい場合にはベトナム語でどのように表現すればいいのでしょうか?
ベトナム語は基本的に単音節で一つの単語が形成されています。単音節とはひとつの音のかたまりの単位のことで、「母音だけ、もしくは母音と子音で構成された、音のまとまり」を指します。日本語とベトナム語は音の区切り方が違うので発音の際に はその違いを意識しなければなりません。
「và」と似たような働きを持つ接続詞として「còn」があります。cònは「一方~(のほう)は」という意味で、ある人やモノを「対比」させて別の人やモノを強調する働きがあります。今回は文と文とをつなぐ接続詞vàとcònの違いを勉強しましょう。
並列を表す接続詞「và」はベトナム語には欠かせない超必須の接続詞です。意味は「~と」や「そして」となり、英語のandと意味も文法的な役割も非常に似ています。「và」は語と語、文と文を「対等」に連結する働きがあります。「A và B」のAとBの部分には単語も文も自由にくることができます。
ある特定のベトナム人にしかベトナム語を使っていない人に聞きます。あなたが普段その人と使っているベトナム語は、見ず知らずのベトナム人が聞いても理解できますか??他のベトナム人と同じようにコミュニケーションがとれますか?