実用的なベトナム語を紹介します。今回はタクシー編です。
ベトナムに住んでいる日本人はタクシーを使う機会が多いかと思います。普通のタクシーでもバイクタクシーでもドライバーは基本的にはベトナム語しかしゃべれないので、あなたはベトナム語で伝える必要があります。
ここではタクシーに乗ってから目的地につくまで最低限必要なベトナム語を紹介したいと思います。
目的地の伝え方
2N+đi đến+場所 「〜まで行ってください。」
2Nは二人称のことです。大体タクシーはおじさんのドライバーが多いでanhかchúをよく使います。
đi đếnは「〜まで行く」です。điだけだと不十分な場合があるのでđi đếnと必ずセットで言いましょう。
さて、これでドライバーが目的地まできちんと連れていってくれればそれでいいのですが、ドライバーが目的地までの道を知らない場合が往々にしてあります。そんなときはあなたが自分で指示するしかありません。
道の指示の言い方
・tôi chỉ đường
私が道を教えます。
・đi thẳng
まっすぐ
・rẽ phải(北部)/ quẹo phải(南部)
右に曲がって
・rẽ trái(北部)/ quẹo trái(南部)
左に曲がって
・(dừng lại) ở đây
ここ(で停まって)
とりあえず上の5つを覚えておけばドライバーを目的地まで案内でき、到着することができます。「2番目の交差点の角を右折して…」みたいな難しい表現を使わなくても上の表現で逐一ドライバーに指示すれば問題ありません。
ただ最近ベトナムではuberやgrabが流行っており、目的地も事前に伝えるから自分で言う必要ないし、ドライバーもスマホで地図を見ながら運転したりします。
しかしそれでもまだ方向音痴なドライバーはたくさんいるのでやっぱり上の5つの表現は最低限覚えておいたほうがよさそうです。
みんなgrabバイク乗ろうぜ
話は変わりますが、筆者はホーチミンにきてからよくgrabバイクを使っています。従来の路上おっさんバイクタクシーよりかなり安いし(従来の2分の1から3分の1くらいの値段)、料金もあらかじめ決まっているのでボラれる心配もありません。また、乗せた客からの評価もあるので手荒な運転をするドライバーも少なく安心してバイタクに乗れます。
ドライバーはスマホを使いこなせる20代の若者がほとんどです。スマホとバイクがあれば誰でも始められるのでスキマ時間を使ってバイト感覚でやっている人も多いです(しかもそのへんのバイトをするより結構稼げるそう)。
こりゃスマホを知らない情弱の路上オッサンバイタクは確実に彼らに仕事を奪われていくでしょう。だってもはや普通のオッサンバイタクに乗る理由がないもの。
路上のオッサンバイタクは悪い人も多いし、しつこい声掛けもうざいし、なんか汚いし(笑)、筆者は早く消えていって欲しいと思っているのでgrabバイクが増えることには賛成です。
またgrabは荷物の配送とかもできるから日本でのヤマト運輸の疲弊問題もgrabとか使えば解決できると思うんだけどなぁ…まぁ日本では規制が厳しすぎて無理なんだろうけど…
まとめ
・タクシーに乗るときには「〜まで行ってください。」、「まっすぐ」、「右(左)に曲がって」、「ここ(で停まって)」をベトナム語で言えるようにしておこう。
トマトさん
いつもありがとう貴重な情報、ありがとうございます。
VNのタクシーは日本のように資格はいらないのでしょうか。…いらないのであれば、規制緩和というか自由化しまくってますね。
日本は今、失業率は過去最低で、求人倍率は過去最高だそうです。
東京での時給は1000円~が最低になりつつあります。…ただ物価は上がらないですが。従って景気がいいという
実感はまだないですね。ただ就職は売り市場です。企業は人材の取り合いで、申し込む方も待遇面のいい企業を
選んでいますね。…日本人の安定志向がますます強まるような感じですね。
いわゆる「ブラック企業」など、その他類の企業は淘汰されますね。…乱世の奸雄は好まれそうにないです。
実際見ておりませんのでVNの経済を肌感覚ではわかりませんが、VNの経済はどうなのでしょうか。
失業率、物価、最低賃金など…。聞くところによると、「よくない」と。聞くところによると、「日本円で50000円~
あれば、充分快適に生活できるよ」とあるVN人に聞きました。(独身)
ドイモイと言えど、社会主義体制。政治の腐敗もあり、一筋縄ではいかないようですね。VNを真のドイモイする気概のある有志がVNはいますか?
タクシー会社に属しているドライバーは一応ちゃんとした訓練を受けてからなりますが、uberやgrabなどはスマホと車さえ持っていれば誰でも始められるので特に資格は必要ないですね(もちろん運転免許はいりますが)。いわゆる白タクと似ています。
私は以前ソンラという北部の田舎町に住んでて、そこから大都市のホーチミンに来たので肌感覚として地方と都市との経済格差がますます広がっていると感じます。ソンラでは1日3食外食でも10万ドン(500円)はかからないのですが、ホーチミンだと1食だけでその値段を超えてしまう場合があります。
私が3年前にホーチミンにいたころより食料品など10〜20%くらい物価が上昇していますし、もはやホーチミンは安い都市ではないと感じます。他の地方出身者に聞いても、ホーチミンだけ色々な物の値段が高いと言います。ただそのぶん給料も高く、仕事も多いのでみんなホーチミンに来たがるらしいです。やはりホーチミンだけ経済状況が特殊なのだと感じます。都市の一極集中化は途上国が避けて通れない道なのでしょうか。
たぶんホーチミンで日本基準の快適な生活を送ろうと思ったら月50000円では絶対足りないと思います。
ベトナムの若者、特に南部の若者は今の政治体制に不満を持っている人も多いですが、政府もそこまで人民に干渉してこないので、若者が過激派のように政府を転覆させようとまで考えている人はほとんどいないように思います。
トマトさん
貴重な情報をいただきありがとうございます。
なるほどホーチミンはいろんな意味でVN内では発展しているんですね。
「物価が高い」というのは、実体経済に見合ったものなんでしょうかね?つまり物不足とか外的要因などの影響ではなく。ハノイはどうなんでしょうかね。
サイゴンは、かつて南ベトナムの首都で資本主義の基盤は残っていますし、地政学的に重要なヒト・モノの行き来は多いでしょうし、ハノイから遠いというのもあるでしょうね。
気候も影響してると思います。総じて人間は暖かい(暑い)、水を得られる場所に集まってきますからね。
ハノイは寒暖差が激しいと聞きます。
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私は、社会主義を全面的に否定しません。社会主義の悪は、思うに「不公平、不平等」であると思います。
逆説的ですよね、今までの世界の社会主義って。ソ連、中国・・・、平等と公平を掲げて誕生したのに、
蓋を開けてみると、資本主義以上に不平等、不公平がはびこりますからね。
それから指導者の資質ですね。国民性と歴史も影響性いますがね。
今のVN、そしてその後のVNは、Bắc hồの遺志を無視していますね。ことごとく。
賛否ありますが、Bắc hồは思うに偉大な指導者です。
しかし、彼は死後、政治利用され、政治家たちは自己の利益に走る。社会主義に嫌気がさしますね。
「お前らは、社会主義を守れ。俺たち(政治家)はせっせとお金儲け」みたいなね。
資本主義の行き過ぎに歯止めをかけられるような、社会主義のモデル国になってほしいものです。
そういった気概のある若者を望みます。
何か、思いっきり左翼的な内容ですが、左翼ではないですからね。私はどちらかというと右です。
ただ、リベラルにあこがれる保守です。
やはりホーチミンのほうがハノイよりも経済的には2、3歩前に進んでいます。やはりホーチミンはサイゴン時代から西欧諸国による資本主義の下地があったのと、南部の気候や文化からくる人々の性格的な部分が大きいように思います。一般に南部の人は大らかで消費好き、お金が手に入ればその日のうちに使うというような hào phóng(気前のよい)な性格の人が多く、北部の人は堅実で節約好き、消費性向よりも貯蓄性向が大きいといわれています。
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今のベトナムの社会主義は完全に形骸化しています。ベトナム政府曰く現在の資本主義は完全な社会主義達成のための過渡期に過ぎないと言っていますが、お金に貪欲な彼らが本当に完全な社会主義を目指しているのか甚だ疑問です。
ホーチミンが完全に彼らの政治の道具にされているのは確かにそうですね。もはやベトナム共産党は自らの組織維持のため、ホーチミンを利用して高尚な理念や青写真を掲げて大衆に押し付けようとしている気がします。実際にほとんどのベトナム人にはホーチミンが掲げた理想は響いてないと思いますが…
私も社会主義という考え方は否定しませんが、社会主義の理想とそれを実践している国の実態との隔たりがあまりにもありすぎて社会主義に関しては非常に懐疑的になっています。