có~khôngを使った一般疑問文と5W1H(いつ、どこ、だれ、何、なぜ、どのように)の疑問詞を組み合わせた構文を紹介します。
参考書等では応用表現として紹介されることが多いですが、実際の日常会話では頻繁に使われる必須項目です。必ず覚えましょう。
基本事項
まず一般疑問文 + 疑問詞の構文を覚えるためには一般疑問文の作り方と疑問詞の基礎知識がないと文字通り話になりません。基本事項を確認しておきましょう。
一般動詞の疑問文の作り方
一般動詞(形容詞も含む)の疑問文はV(動詞)の前にcóをつけ、さらに文末にkhôngをつけて「S có V~không?」の形を作ります。cóは省略可能で、会話では言わないことが多いです。
平叙文:anh học tiếng Việt. あなたはベトナム語を勉強します。
↓
疑問文:anh có học tiếng Việt không? あなたはベトナム語を勉強しますか?
ベトナム語の5W1H
When-いつ=khi nào, bao giờ, lúc nào
Where-どこ=(ở) đâu
Who-だれ=ai
What-何=(cái) gì / ※どれ、どの=〜nào
Why-なぜ=tại sao, vì sao
How-どのように=(như) thế nào
以上の知識を前提に「一般疑問文 + 疑問詞」の構文を見てみましょう。
「一般疑問文 + 疑問詞」のしくみ
まず一般疑問文と疑問詞疑問文を用意します。
- anh có ăn không?
あなたは食べますか? (一般疑問文) - anh ăn gì?
あなたは何を食べますか? (疑問詞疑問文)
あたりまえですが①の文は「食べるのか/食べないのか」を聞いており、②の文は「食べる物」を聞いています。
では上の2つの文を足してみましょう。
①+②
↓
anh có ăn gì không?
あなたは何か食べますか?
一般疑問文の「S có V~không? 」の型の中に疑問詞のgìが目的語として組み込まれています。これが「一般疑問文 + 疑問詞」の構文です。
注意して欲しいのはgìの疑問詞としての役割が消え、不特定の物を表す「何か」と意味が変わっていることです。(この時のgìを不定代名詞といいます)
つまりこの文の疑問の中心は依然として「食べるのか/食べないのか」ということです。だから返事もまず「はい/いいえ」で答えます。
A : anh có ăn gì không?
あなたは何か食べますか?
B : dạ, có. Anh muốn ăn phở.
はい、(食べます)。フォーが食べたいです。
その他の例
「一般疑問文 + 疑問詞」構文の様々な例を見てみましょう。
①em có dự định không?
あなたは予定がありますか?
+
②em có dự định gì?
あなたの予定は何ですか?
↓
em có dự định gì không?
あなたは何か予定がありますか?
①cô có gặp không?
あなたは会いますか?
+
②cô gặp ai?
あなたは誰に会いますか?
↓
cô có gặp ai không?
あなたは誰かに会いますか?
①anh có thích không?
あなたは好きですか?
+
②anh thích cái nào?
あなたはどれが好きですか?
↓
em có thích cái nào không?
あなたはどれか好きなのはありますか?
①bạn có đi không?
あなたは行きますか?
+
②bạn đi đâu?
あなたはどこに行きますか?
↓
em có đi đâu không?
あなたはどこかに行きますか?
①anh có biết không?
あなたは知ってますか?
+
②khi nào chị ấy đi Việt Nam?
いつ彼女はベトナムに行きますか?
↓
anh có biết khi nào chị ấy đi Việt Nam không?
あなたはいつ彼女がベトナムに行くか知ってますか?
①chị có biết không?
あなたは知ってますか?
+
②tại sao anh ấy nghỉ việc?
なぜ彼は仕事をやめたの?
↓
chị có biết tại sao anh ấy nghỉ việc không?
あなたはなぜ彼が仕事をやめたのか知ってますか?
①em có muốn học không?
あなたは学びたいですか?
+
②Việt Nam phát triển như thế nào?
ベトナムはどのように発展していますか?
↓
em có muốn học về Việt Nam phát triển như thế nào không?
あなたはベトナムがどのように発展しているのか学びたいですか?
この構文でのgì, ai, nào, đâuはそれ自体が目的語になっているため「何か、誰か、どれか、どこか」という意味になります。
一方khi nào, tại sao, như thế nàoはそれ自体が副詞で、単体では目的語になれないので後ろの文と合わせて全体で名詞節になっています。
訳も「いつ〜か、なぜ〜か、どのように〜か」のように目的語の部分が長い訳になります。
まとめ
「一般疑問文 + 疑問詞」の構文では疑問詞としての役割が消え、漠然と不特定の人・物などを表す不定代名詞になります。疑問の中心は一般疑問文のほうなので、返事は「はい/いいえ」で答えましょう。
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