ベトナム語で「教える」という単語はdạyとchỉの二つあります。この二つはいったいどう異なるのか見てみましょう。
dạyは「知識、技能を授ける」
dạyは「知識や技能を体系立てて授ける」という意味での「教える」です。dạyの後には言語、科目、学問、技能などがきます。
・dạy tiếng Nhật
日本語を教える
・dạy môn toán
算数を教える
・dạy đàn ghita
ギターを教える
dạyの主語は必然的に知識や技能を持っている人、要するに「先生」と呼ばれる人が主にきます。
そして教わる側の動作はもちろん「勉強する、学ぶ=học」です。つまりdạyとhọcは対の関係になっています。
chỉは「情報を指し示す」
一方でchỉは「比較的単純な情報を伝える、指し示す」という意味での「教える」です。chỉは漢越で【指】です。まさに指でさし示す、説明する、というコアを持っています。chỉの後には道、方法などがきます。
・chỉ đường
道を教える
・chỉ bài
宿題を教える
・chỉ cách dùng máy tính
パソコンの使い方を教える
chỉはその情報を持っている人から知らない人への伝達です。教わる側の動作はその情報を「知る=biết」ことです。つまりchỉとbiếtは対の関係になっています。
まとめ
・dạyは「知識、技能を授ける」。対義語はhọc。
・chỉは「情報を指し示す」。対義語はbiết。
chỉとdạyとも「教える」で覚えていたので2年間あまりのモヤモヤが今日ついに違いがすっきりしました!!
今後ともぜひ○○と××の違いシリーズを連投していただきたいです!!
コメントありがとうございます。
お役に立ててうれしいです!!
今後も○○と××の違いシリーズは増やしていきたいと思います。