伝聞表現 nghe nói là〜
あいまいな情報を他人から伝え聞いたときの表現として「nghe nói là〜」という言い方があります。
nghe nói là+文で「〜だそうだ、聞いたところによると〜」といった意味になります。nghe nóiは通常文頭にきて、文との間にlàやrằngが置かれます(省略可能)。
Nghe nói (là/rằng)+ 文=〜だそうだ
・Nghe nói là anh ấy về Nhật rồi.
彼は日本に帰国したそうだね。
・Nghe nói là chị ấy nghỉ việc rồi.
聞いたところによると彼女は仕事をやめたんだってね。
・Nghe nói là Vịnh Hạ Long rất đẹp.
ハロン湾はとってもきれいだそうだね。
なぜnghe nóiで「〜だそうだ」になるの?
ngheは「聞く」nóiは「言う」なのでこれだけではなぜ「〜だそうだ」という意味になるのかつながりません。少し細かく分析してみましょう。
実はnghe nóiの文はngheとnóiの間に「người ta=人々」という名詞が省略されています。省略部分を補うと以下のようになります。
「tôi nghe người ta nói là〜 = 私は人々が〜と言うのを(伝え)聞いた→〜だそうだ。」
また、この場合のlàは感情、思考系の動詞の後に置いて、接続詞として機能するlàです。英語のthat節と同じ用法です。
nghe nóiの応用
nghe nói表現の応用として、ngheとnóiの間に直接伝え聞いた人を置くこともできます。原理はnghe người ta nói là〜と同じです。
・Nghe Kim nói là〜=キムさんから聞いたんだけどさ〜
・Nghe bạn em nói là〜=君の友達から聞いたんだけどさ〜
Hình như〜と合わせて噂話を楽しめ!?
以前「Hình như〜=~のようだ、~らしい」という表現を使って噂話をすることがてできると言いました。今回のnghe nóiも第三者に対する噂話とかに使えます。
ベトナム人は噂話好きな人が多いのでhình nhưとnghe nóiを組み合わせてベトナム人と噂話に興じるのもいいかもしれません(笑)。
まとめ
・Nghe nói (là/rằng)+ 文=〜だそうだ
・Nghe nói表現はngheとnóiの間に「người ta=人々」という名詞が省略されている。
ベトナム語が全くわからないので、とても、役に立ちます。ここで、聞いたことを話してみると、発音の理由で中々通じませんが、通じると、喜んでくれます。
そうですね。まずはとにかく発音が大事です。発音ができれば様々な表現も生かせるようになりますよ♪