ベトナム語の発音で一番最初に勉強するのが声調です。そもそも声調とは何か、アクセントやイントネーションとどう違うのか、比較しながら見てみましょう。
イントネーションとは
イントネーション(抑揚)とは文の一部、もしくは文全体の声の上げ下げの調子のことです。「今日は雨ですか?⤴」「はい、雨です⤵」のように日本語では文末に抑揚をつけることで疑問や肯定の意味を加えます。イントネーションは文全体の発音の上げ下げを表すということです。
アクセントとは
アクセントとは単語レベルでの発音の高低のことです。例えば「あめ」という単語で発音の高低によって「雨」にも「飴」にも変化しますよね。つまりアクセントとは、「ア」と「メ」の間の相対的な音の上げ下げの関係を表します。
声調とは
そして声調とは1音節内における音の高低のことです。日本語における音節とは「あ」とか「き」のひらがな1文字で1音節だと考えるとわかりやすいです。つまり声調とは「あ」という1つの文字そのものに絶対的に備わっている発音の上げ下げを表します。
まとめ
☆イントネーション=「文」レベルでの発音の上げ下げ
☆アクセント=「単語」レベルでの発音の上げ下げ
☆声調=「文字」レベルでの発音の上げ下げ
ベトナム語はこの「文字」ごとの発音の上げ下げのパターンが6つあるということです。
日本語でいうと、「ま」という1文字の音を上げ下げすることによって、最高で6つも意味が分かれてしまうことになります。ベトナム語を日本語の感覚でカタカナ読みしても全く通じないのは当たり前のことですね。
ベトナム語をカタカナで考えて発音したり、カタカナで覚えたりするのは絶対にやめよう!
ベトナム語の勉強をして2カ月。とにかく単語をカタカナ読みで覚えてきて、ネイティブに通じないので、文字と発音からやり直しています。
はい、カタカナ読みは絶対にダメなのでつらいかもしれませんが最初からやり直したほうがいいでしょう。