「nhữngとcácの違いについて解説してほしい」というリクエストがありましたのでそれにお答えしたいと思います。
nhữngとcácはどちらも名詞や代名詞の前に置かれて複数を表します。実際にどう異なるのか見てみましょう。
複数形を作るnhữngとcácの違い
nhữngはただ数が多いだけ
まずnhữngは人やモノの名詞の前に置かれてただ「漠然と数が多い」ことを示します。意味は「いくつかの~」となります。
nhữngは英語の複数形を示す語尾の「ーs」と似たようなものだと思ってください。
cácのコアは【各】
一方でcácは個々の集まりを視野に入れた複数形です。意味は「それぞれの~」となります。nhữngは人とモノ両方につけられますが、cácは人以外にはほとんどつけません。
cácは漢越語で【各】です。【各】という漢字からわかるようにcácはおのおの、ひとつひとつ、ひとりひとりに焦点をあてます。それらを一つにまとめて表現した結果として複数形になっているというだけです。
具体例
・những sinh viên 学生たち
・các sinh viên 学生のみなさん、学生諸君
例えば先生が学生に対して上の言葉を言ったとします。
「những sinh viên」と言った場合、先生は個々の学生のことは考慮せず、全体で学生が具体的にどれくらいいるのかもわかりません。ただ学生が複数いるということを示しているにすぎません。
一方で「các sinh viên」と言った場合、先生は生徒一人ひとりの顔が頭に入っており、全体の数も具体的にイメージできるでしょう。個々の学生を視野に入れつつ、そのひとりひとりの集まりをひっくるめて表現した言い方になるからです。
まとめ
・nhữngは個々を念頭に置かず、ただ漠然と数が多いことを示す複数表現。
・cácは個々を視野に入れて包括した複数表現。人以外にはほとんどつけない。


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なお、ベトナム人の私にとって「những」は「các」より少し丁寧で硬い言い方だと思いますよ!
丁寧度による違いはなかったと思いますが