vol.74 [看板から学ぶ] 「giải khát」で渇きを解き放て
ベトナムの道路を走っていると「giải khát」の看板をよく見かけます。これはいったい何でしょうか。この単語は漢越語なので漢字に直すとわかりやすいです。giải khátは【解渇】です。「渇きを解く」⇒「のどの渇きをうるおす」という意味になります。つまり「giải khát」の看板は「あなたのノドを癒す冷たい飲み物などを売っているお店ですよ」ということを表しています。
ベトナムの道路を走っていると「giải khát」の看板をよく見かけます。これはいったい何でしょうか。この単語は漢越語なので漢字に直すとわかりやすいです。giải khátは【解渇】です。「渇きを解く」⇒「のどの渇きをうるおす」という意味になります。つまり「giải khát」の看板は「あなたのノドを癒す冷たい飲み物などを売っているお店ですよ」ということを表しています。
みなさん「太いペン」の“太い”ってすぐにベトナム語で言えますか?「太い」と聞いたら「mập/béo」などの単語を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、これは人や動物などにしか使えない単語で、ペンなどのモノには使えません。「太い」をピンポイントで言いたい場合にはベトナム語でどのように表現すればいいのでしょうか?
「và」と似たような働きを持つ接続詞として「còn」があります。cònは「一方~(のほう)は」という意味で、ある人やモノを「対比」させて別の人やモノを強調する働きがあります。今回は文と文とをつなぐ接続詞vàとcònの違いを勉強しましょう。
並列を表す接続詞「và」はベトナム語には欠かせない超必須の接続詞です。意味は「~と」や「そして」となり、英語のandと意味も文法的な役割も非常に似ています。「và」は語と語、文と文を「対等」に連結する働きがあります。「A và B」のAとBの部分には単語も文も自由にくることができます。
ベトナム語で建物の1階、2階...などのフロアを数える時には少し注意が必要です。 それは北部と南部で階層の言い方が異なるからです。
みなさんに質問です。mắcの意味はなんですか?おそらくほとんどの人が「(値段が)高い」と答えるでしょう。確かにそれでも間違いではありませんが、mắcの「(値段が)高い」という意味はmắcの持つ本来の意味のほんの一部分しか表していません。
普段ベトナム人と仕事をしていて、単語の使い方に「あれ?」と思う時があります。その1つがcán bộ【幹部】という単語です。cán bộは意味もそのまま「幹部」となります。しかしベトナム人はそういった幹部的存在でない人にもcán bộを使う時があります。
ベトナム語において、外国からの借用語で最も多いのは中国語由来の漢越ですが、その次に多いのは何語だか知っていますか??
ベトナム語の勉強では常に漢越を意識しなければならないというのはわかったけれど、では具体的にどう勉強すればよいのか、今回はそれを考えよう。
ベトナムで普段生活しているとこういった省略語にたびたび出会います。略語というと若者がメールやチャットで好んで使うイメージがありますが、今回紹介するのはそういったティーンエイジャーしか知らないような略語ではなく、ベトナム人なら誰もが知っている一般的な略語を紹介したいと思います。
漢越語と純粋ベトナム語は日本語の漢語と和語の関係のように意味は似ていても使うときの役割とイメージが異なる。漢越語は純粋ベトナム語よりも「形式的、格調高い、丁寧、小難しい、かっこつけ」といったイメージを持つことを覚えておこう。
ベトナム語には、もともと漢語に由来するが、場所や人の移り変わりや時の流れなどによって変化した「元漢越」のような単語が存在する。そういった正式な漢越の体系から外れた漢越の亜種のようなものを専門用語で「俗漢字音」や「訛音(かおん)=なまった発音」と言う。
ベトナムの地名の多くは漢越で表すことができる。漢越にすることによってそこの地名の由来などがみえてきたりする。また、ベトナム人の名前も漢越に変換できる。ベトナム語を漢字に直せるということは我々日本人の名前もベトナム語に変えることができる。
「tôi làm việc ở Việt Nam.」と「tôi làm việc tại Việt Nam.」 みなさんこの二つの文の意味の違いがわかりますか?
漢越は二字熟語だけでなく、超基本的な動詞、名詞、形容詞にもみることができる。今回はベトナム語のあらゆる単語に漢越が浸透しているのを見てみよう。
漢越はベトナム語を勉強する上でかなり便利だが、日本語の漢字の知識が逆にあだとなってしまう場合もある。それはベトナム語の漢越と日本語の意味が違うパターンがあるからだ。
ひとくちに漢越といってもベトナム語の漢越には様々な種類がある。筆者が独自に漢越を6パターンに分類したのでそれぞれ細かく見ていこう。
意外と知られてないがベトナムは漢字文化圏の国である。ベトナムは東南アジアに属する唯一の漢字文化圏であり、ベトナム語の中には「漢越語(かんえつご)」という形で漢字文化の影響を色濃く残している。「漢越」とは中国の漢字由来の言葉のことで、この「漢越語」はベトナム語を効率良く勉強する上で絶対に欠かせないものである。
duyênを辞書で調べると意味は「縁(えん)」と出てくる。「ここで出会ったのも、何かの縁だろう」とか「仕事が縁で結婚することになった」のように使うあの縁のことである。だが実際にベトナム語のduyênは「縁」のような意味だけでなく、もっと広い意味で使うことができる。
「trời ơi」は日本語で何ていうの? ベトナム語に「trời ơi」という表現があります。これはベトナム人がめちゃくちゃよく使う表現で、ベトナムに住んでいたり、ベトナム語を少しでもかじったことある人なら誰でも知ってい...