しつこい勧誘に困っているあなたへ…
ベトナムに住んでいたり、旅行したりしていると常にベトナム人から何らかの勧誘攻撃を受けます。
土産物屋での買え買え攻撃、バイクタクシー乗れ乗れ攻撃、宝くじ売り売り攻撃…などなど
特に日本人というだけでカモの対象にされやすく、しかも日本人は断るのが上手でない人が多いので、どうしてもその勧誘に仕方なくのってしまう人も結構います。
それでも都市部ではuberやgrabなどによってタクシーに安全に乗れるようになったり、色々な規制ができたりしてこういった勧誘行為は少なくなってきていますが、地方の観光地に行ったらしつこい勧誘はまだまだ健在です。
そこで今回はしつこい勧誘攻撃を受けた時に、相手をたじろがせ、退ける必殺のキラーワードを3つ紹介します。
しつこい勧誘を拒否する時のキラーワード3選
①không cần=いらない!
cầnは通常、「cần+V」で「Vする必要がある」いう使い方をよくしますが、ここでは「必要がある」という意味の単体の動詞で用いています。
そのcầnの前に否定のkhôngがついてるので「必要がない、いらない」という意味になります。
②đủ/được rồi=もう十分だよ!(わかったよ!)
đủは「十分な」、đượcは「得る」、rồiは文末に置いて完了や成立を表す副詞を表し、đủ rồiもしくはđược rồiの形で「もう十分だよ!(わかったよ!)」といった意味になります。これは相手の勧誘が特にしつこい場合に使えます。
勧誘する者:anh ơi, mua đi. 「あんちゃん、買ってくれや」
あなた :không mua đâu. 「買いません」
勧誘する者:mua đi anh, mua đi mà. 「買ってくれよあんちゃん、買ってくれって~」
あなた :đủ rồi! 「もう十分だよ!(わかったからどっか行ってくれ)」
勧誘する者:….
③đi đi=あっち行って!
これが一番シンプルで覚えやすいです。発音も「ディーディー」と言うだけなので全くベトナム語を知らない人でも簡単に発音できます。
前のđiは「行く」で、後ろのđiは文末に置いて軽い命令を表します。この二つのđiは形は同じだけど役割が全く違うことにも注意してください。
キラーワードの特徴
これらのキラーワードの特徴は「短い、簡単、相手が怒らない」ということです。どれもたったの2単語なので覚えやすいですし、発音もそこまで難しくはありません。
また、言っても相手が怒らない、というのも重要です。実際にはもっと強い断りの言い方もあるけど、それを言ったら相手によっては手が飛んでくるなど反撃を食らってしまう場合もあります。上の3つのキラーワードはベトナム人を怒らせないやわらかめの表現なので安心して使ってください。
ただベトナム人によってはこれらの表現は冷淡で少し失礼にあたると思う人もいるかもしれません。しかし相手がすでにしつこい勧誘をしているという前提で言えば特に問題はありません。正当防衛的にこのキラーワードを使いましょう。
まとめ
しつこい勧誘には「không cần」「đủ/được rồi」「đi đi」を使って撃退させよう。
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