感嘆詞は会話で頻繁に使うにも関わらず、ベトナム語の書籍等では解説がほとんどなく、スルーされがちな品詞です。
勉強してる側もなんとなくはわかっているけど、具体的にどういう時に使うの?と聞かれるとなかなか答えられない人も多いかと思います。
そういったかゆいけど手の届かない箇所に孫の手を差し出してかゆみを解消できるようなベトナム語の解説をしたいと思います。
そもそも感嘆詞って何?
感嘆詞とは日本語の「おや」「おい」「うん」「さあ」など感動、応答、誘い、呼び掛け等を表現し、文章中に単独で存在することができる言葉のことです。感動詞、間投詞とも言います。ベトナム語ではcảm từ【感詞】と言います。
要するに会話で何かセリフを言う前に自然と口をついて出ちゃう音のようなものです。
昔学校で先生の「ね」とか「えー」を授業中に何回言うか数えたことがある人もいるかと思います。感嘆詞はそういった人間の思わず出ちゃう口癖的な要素も持っています。
もちろんベトナム語にもそういった感嘆詞はたくさんあります。
今回はその中でもよく使う「à」について解説します。
àは〈納得・理解・気づき〉
àは相手の言ったことに対して、理解、納得したり、何か思い出した時などに発する感嘆詞です。日本語に訳すと「ああ(そうそう)」となります。
ベトナム語ではàと必ず下がる声調を使って下さい。声調が違うと意味も役割も異なる単語になってしまいます。
(例)
à, tôi hiểu rồi.
あー、わかりました。
à, thì ra là vậy
あー、なるほどね。
à, nhớ ra rồi!
あっ、思い出した!
まとめ
・感嘆詞とは感動、応答、誘い、呼び掛け等を意味する自然と口をついて出てくる言葉のこと。
・àは〈納得・理解・気づき〉。
コメントを残す