vol.56 ベトナム語の省略語多すぎ問題
ベトナムで普段生活しているとこういった省略語にたびたび出会います。略語というと若者がメールやチャットで好んで使うイメージがありますが、今回紹介するのはそういったティーンエイジャーしか知らないような略語ではなく、ベトナム人なら誰もが知っている一般的な略語を紹介したいと思います。
ベトナムで普段生活しているとこういった省略語にたびたび出会います。略語というと若者がメールやチャットで好んで使うイメージがありますが、今回紹介するのはそういったティーンエイジャーしか知らないような略語ではなく、ベトナム人なら誰もが知っている一般的な略語を紹介したいと思います。
漢越語と純粋ベトナム語は日本語の漢語と和語の関係のように意味は似ていても使うときの役割とイメージが異なる。漢越語は純粋ベトナム語よりも「形式的、格調高い、丁寧、小難しい、かっこつけ」といったイメージを持つことを覚えておこう。
ベトナム語のテキストにはのっていない実践的な語彙を紹介します。今回はベトナムのバイク(xe máy)の種類の名前です。ベトナムのバイクにはいくつか種類があるのでそれを見てみましょう。
ベトナム語には、もともと漢語に由来するが、場所や人の移り変わりや時の流れなどによって変化した「元漢越」のような単語が存在する。そういった正式な漢越の体系から外れた漢越の亜種のようなものを専門用語で「俗漢字音」や「訛音(かおん)=なまった発音」と言う。
ベトナムの地名の多くは漢越で表すことができる。漢越にすることによってそこの地名の由来などがみえてきたりする。また、ベトナム人の名前も漢越に変換できる。ベトナム語を漢字に直せるということは我々日本人の名前もベトナム語に変えることができる。
「tôi làm việc ở Việt Nam.」と「tôi làm việc tại Việt Nam.」 みなさんこの二つの文の意味の違いがわかりますか?
漢越は二字熟語だけでなく、超基本的な動詞、名詞、形容詞にもみることができる。今回はベトナム語のあらゆる単語に漢越が浸透しているのを見てみよう。
漢越はベトナム語を勉強する上でかなり便利だが、日本語の漢字の知識が逆にあだとなってしまう場合もある。それはベトナム語の漢越と日本語の意味が違うパターンがあるからだ。
ひとくちに漢越といってもベトナム語の漢越には様々な種類がある。筆者が独自に漢越を6パターンに分類したのでそれぞれ細かく見ていこう。
ベトナムの看板でよく見る単語に「cấm」があります。「cấm」は「~するな!、~厳禁!」という意味で、漢越では【禁】です。「cấm」は強い意味の禁止表現で命令口調で半ば強制的に禁止する意味を含んでいます。看板などの書き言葉でよく使い、口語ではほとんど言いません。
意外と知られてないがベトナムは漢字文化圏の国である。ベトナムは東南アジアに属する唯一の漢字文化圏であり、ベトナム語の中には「漢越語(かんえつご)」という形で漢字文化の影響を色濃く残している。「漢越」とは中国の漢字由来の言葉のことで、この「漢越語」はベトナム語を効率良く勉強する上で絶対に欠かせないものである。
phàを辞書で調べると意味は「フェリー、渡し船」と書いてある。しかしベトナムのphàは日本人が想像するフェリーや渡し船と少し異なる。
nhà nghỉは欧米のモーテルのようなものである(ベトナムだとバイクが多いからバーテル!?)。カップルはラブホテルとして利用し、旅行者は素泊りのホテルとして利用する。nhà nghỉは用途に応じて使い分けができる宿泊施設なのだ。
ベトナムの工事現場や建設現場によく”an toàn là trên hết”というスローガンが掲げられています。これはどういう意味でしょうか。
通常日本だと誕生日を迎えたら年齢に+1されるが、ベトナムでは数え年で年齢が加算され、新年(1月1日)を迎えたら+1される。つまり年齢が変わる境界線が日本では誕生日、ベトナムでは元旦であるということだ。いわゆる日本の"満"◯◯歳とか、"今年"◯◯歳、という考え方と同じだ。
duyênを辞書で調べると意味は「縁(えん)」と出てくる。「ここで出会ったのも、何かの縁だろう」とか「仕事が縁で結婚することになった」のように使うあの縁のことである。だが実際にベトナム語のduyênは「縁」のような意味だけでなく、もっと広い意味で使うことができる。
とりあえずたくさんある二人称を覚えたのはいいけど、実際の会話になるとどの二人称を使えばいいか迷ってしまう人がいます。いちいち相手の二人称を考えていたら会話がスムーズに始まらないし、だからといって二人称を省略した形で言うと相手に失礼になってしまう場合もある。そこで今回は会話で二人称が感覚的にスッ出るコツを紹介します。
日本人がベトナム語の勉強で最初につまづきやすい文法のポイントとして「人称代名詞の使い方が複雑」であることが上げられる。つまり習いたての人にとって、ベトナム語は「わたし」や「あなた」にあたる言葉がたくさんあって覚えきれない、使いこなせない、という問題がある。
ベトナムでも左利きの人は一定数いて、食事をする時にも左手で食べる人が結構な割合でいます。しかし文字を左手で書く人はほとんどいません。これは小さい頃に親や小学校の先生に右手で書くように無理やり矯正させられるからです。昔の日本みたいだね。
nhà kháchとは政府や各省などの公的機関が運営しているホテルのことで、国営ホテル、公営ホテルと訳す。ベトナムの公務員などが地方に出張する際にnhà kháchをよく利用したりする。ハノイやホーチミンなどの大都市でnhà kháchはなかなか見つけづらいが、地方の大きめの都市には大体nhà kháchが1つある。