vol.414 文の最後にそえる2人称の役割
参考書などでは一切明文化されていませんが日常会話では当たり前のように使う「会話の最後の2人称」の構造と役割を紹介します。
参考書などでは一切明文化されていませんが日常会話では当たり前のように使う「会話の最後の2人称」の構造と役割を紹介します。
「いつも」「たまに」「めったに」など頻度を表す副詞を学びましょう。頻度を表す副詞を覚える時はその意味だけでなく「どの位置にくるのか」を覚えることも重要です。具体的には「文頭」もしくは「V(動詞)の前」のどちらか、もしくはその両方にくることができます。どの副詞がどの位置にこれるのかも意識しましょう。
この写真は「サイゴンでの処刑」という題で、ちょうど今から51年前の1968年2月1日に撮られました。当時南ベトナムの国家警察総監であったグエン・ゴク・ロアンが、解放戦線の士官グエン・ヴァン・レム(別人との説もある)を路上で射殺した瞬間の写真です。この路上での処刑の写真は、世界に計り知れない衝撃を与え、アメリカは本当に正義のために戦争をしているのかという疑問が深まり、反戦ムードをより一層推し進めました。今回はアメリカのベトナム戦争のあり方を変えた「サイゴンでの処刑」が行われた場所を調べてきました。
前回解説した「đấy / đó」と同じように、なんとなく知っているけどいまいち使い方がわからない語気詞の「thế / vậy」を解説します。
なんとなく知っているけどいまいち使い方がわからない語気詞の「đấy / đó」を解説します。語気詞(ごきし)とは文末に置いて相手に自分の感情、気分、態度を伝える品詞のことです。ベトナム語は声調言語なので日本語や英語のように文の抑揚(イントネーション)を変えて気持ちを伝えることができません。そのため話者の感情やニュアンスを伝える言葉を付け加える必要があります。それが語気詞です。語気詞を入れないと機械的で感情がこもらない伝え方になってしまいます。日常会話で自然に話したかったら語気詞の学習は必須です。
có~khôngを使った一般疑問文と5W1H(いつ、どこ、だれ、何、なぜ、どのように)の疑問詞を組み合わせた構文を紹介します。参考書等では応用表現として紹介されることが多いですが、実際の日常会話では頻繁に使われる必須項目です。必ず覚えましょう。
疑問詞疑問文とは疑問詞を使った疑問文のことで「はい / いいえ」では答えられない疑問文のことをいいます。代表的な疑問詞は5W1H(いつ、どこ、だれ、何、なぜ、どのように)だとまずは覚えておきましょう。今回はベトナム語における5W1Hの疑問詞の使い方とその機能を紹介します。ただ単に意味を知っているだけでなく、どのように使うのかもわかっていないと実際の会話では使いこなせるようになりません。きちんとその機能まで理解しておきましょう。
二桁の数字を言う時のポイントの解説動画と説明記事です。4つの例外法則をきちんとおさえておけば1〜99まではきちんと言えるようになります。まずは動画を見て、次に説明のテキストを読んで理解を深めて下さい。
ベトナム人日本語学習者が特に難しいと感じるのが日本語の「敬語」だと言われています。というか日本人も「敬語」を完璧に使いこなせている人は少ないでしょう。ではベトナム語における敬語はどうなんでしょうか?もちろんベトナム語にも丁寧な言い方というものは存在します。しかし日本語と比べるとその使い方ははるかに簡単です。今回はベトナム語で敬語を表現するための3つのポイントを紹介します。
さてみなさん、看板のCần gì Grab nấyって意味わかりますか?非常に短い文ですが実はやや複雑な文法が使われています。今回はA nào(gì) B ấy(nấy)構文を学びましょう。
普段有料で行っているトマトの毎日翻訳塾で題材にしている翻訳記事を解説するコーナーです。今回はベトナム風焼きそば(インスタント)の作り方の説明文を翻訳・解説します。読解や単語の勉強にお使い下さい。
参考書や辞書には出てこないけどベトナム人が会話でよく使う便利な返し表現をまとめてみました。2語のひとことフレーズのみなので覚えるのも話すのも簡単で、すぐに実践に使うことができます。トマトがたくさんのベトナム人とコミュニケーションをしてきたなかで身についたベトナム語の生きた表現をみなさんも参考にしてみてください。
今回はベトナム中部にあるベトナム戦争の戦跡を3つ紹介します。ベトナム戦争は通史的に総論で語られることが多く、ひとつひとつの戦闘に焦点が当たることはあまりありません。ですので今回は各論的にベトナム戦争の中でも比較的有名な戦闘を映像と合わせて紹介したいと思います。
màは日常会話で頻繁に用いられながらも、その用法は非常に多く、複雑でベトナム語学習者にとっては理解しづらい単語です。màは接続詞だけでも「逆接」、「仮定・条件」、「前提・結果」、「追加・補足」、「目的」など様々あり、さらに関係代名詞として先行詞を修飾することもあれば、語気詞として「強意」や「叱責」を表したり、副詞として「感嘆・懐疑・反語」など様々な用法を持ちます。màは複雑多様な超多義語です。しかし、たくさん用法があるからといってmàの意味を頑張って全部覚えてもなかなか使いこなせるようにはなりません。だからといってベトナム人のように経験に基づいて感覚的にmàを使いこなすというのも外国人学習者にとっては非常に難しいでしょう。じゃあどうすればいいのでしょうか?
末子音[-m]と[-n]の発音の違いについて解説します。まずは動画を見て、次にテキストを読んで理解を深めて下さい。
トマトがバイク旅中にベトナム北西部で撮ったドローン映像を3つ紹介します。ベトナム北西部は山岳地帯で景色がキレイなところも多く、ドローンを飛ばすには最高の場所です。
幼児教育から大学教育までの学校施設はベトナム語ではどのように言うのか、そしてその学校形態はどのようなものなのか見ていきましょう。
ベトナム語で「好き」は"thích"といいます。しかし、「好き=thích」だけだと思っていませんか?他にも「好き」と訳せる単語はベトナム語にはたくさんあります。ではそれらはthíchとどう違うのでしょうか?今回は「好き」や「愛する」という単語について考えてみましょう。
前回学んだように、方向動詞は[V + 方向動詞]の形で、Vの「方向」や「空間」のイメージを示す補助動詞としての役割を持ちます。例えばtôi đi ra sân(私は庭へ出ます)のようにtôi(私)がsân(庭)に行く時にraがあることによって〈狭い場所から広い場所へ出る〉という方向を明示することができます。では次の文はいかがでしょうか。tôi dắt xe máy ra sân(私はバイクを引いて庭に出す)、dắtは「連れて行く、引っ張って行く」という意味です。ではこの文のraは何なのでしょうか?
方向動詞はVの後ろに置かれる形で、Vの「方向」や「空間」のイメージを示す補助動詞としての役割を持ちます。今回は[V+方向動詞]の性質と、様々な具体例を見ていきましょう。